2018年11月8日 更新

【解説】薄毛治療は病院で受けられる?薬や保険適用、料金、副作用など基本情報教えます

薄毛治療の基本的な項目について解説します。薄毛治療は、専門クリニック以外に、病院でも治療を受けることができます。皮膚科や内科、産婦人科(女性)での受診が可能です。また、薄毛治療で使用される薬や副作用、治療に保険適用ができるか、どれくらいの料金がかかるのかなどの基本情報をお伝えします。

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目次

「薄毛を本格的に治療したいけど、どこで診てもらえばいいかわからない」「薄毛治療ってどんなことをするの?」薄毛についてCMでも流れるようになった現在でも、薄毛治療については詳しくはわからないという方は多いでしょう。
今回は、そんな人のために薄毛治療について解説していきます。治療ができる場所や治療法、費用について紹介していきます。

薄毛治療が受けられる場所

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薄毛治療を始めたいと考えたとき、どこで受診すれば良いのでしょうか?
まずは、薄毛治療が受けられる場所について紹介していきます。

薄毛治療は病院でもできる

薄毛治療と聞くと、頭髪専門のクリニックを思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、薄毛治療は専門クリニックに限らず、一般病院でも受けることができるのです。

一般病院で薄毛治療を行っているのは、主に皮膚科と内科です。
病院によっては脱毛症外来など、毛髪専門の診療科を備えたところもありますが、ごく一部に限られます。

皮膚科と内科の違い

一般病院で薄毛を診てもらう場合、皮膚科と内科どちらを受診すればよいかは、症状によって異なります。

「皮膚科」の受診が適当な薄毛の症状としては、次のものがあります。
・男性型脱毛症(AGA)
・頭皮にかゆみや炎症がある
・頭皮の脂分が多い(脂漏性脱毛症)
・特定の髪型を続けている(牽引性脱毛症)

一方、「内科」を受診した方が良いのは、次のような場合です。
・遺伝性の薄毛が疑われる
・過去に甲状腺の異常などを指摘されたことがある
・他に体調不良を伴う薄毛

このほか、女性の薄毛では、「婦人科」でも治療が受けられる場合があります。
ただ注意が必要なのは、AGAの場合、病院によっては治療の対象外になることもあるという点です。
そのため、受診の前に電話などで確認をしておいた方が良いでしょう。

薄毛治療の内容

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薄毛治療の具体的な内容はどのようなものなのでしょうか?
AGA治療における、病院と専門クリニックの治療内容を比較してみましょう。

病院の薄毛治療

一般病院(皮膚科)の薄毛治療は、内服療法によるものが主体となっています。
初診の際、1ヶ月分の薬が処方され、それらを服用しつつ経過を見ます。

再診時に問題がないとなれば、その後も同じ治療が継続されます。
処方される薬は、「フィナステリド」単剤が主です。

通院頻度は月1回から半年に1回ほどで、積極的に発毛させるというよりは、現状維持を目的とする場合が多くなっています。
検査や経過判定もないことがほとんどです。

頭髪専門クリニックの薄毛治療

専門クリニックの場合、まずはカウンセリングから入り、検査や採血などで詳しい状況を探ります。

治療は投薬が主体ですが、他にも育毛メソセラピー(頭皮に発毛因子を直接注入する方法)などを行うところもあります。

使用する薬は、「フィナステリド」と「ミノキシジル」を併用することが多くなっています。

フィナステリドはAGAの原因であるDHT(ジヒドロテストステロン=男性ホルモンの一種)を阻害する薬で、薄毛の進行を止めることができます。

一方ミノキシジルは、血管拡張作用によって髪の成長を促す効果があります。

前述のように、病院の治療はフィナステリドの処方のみですが、専門クリニックではミノキシジルを併用することで、より発毛効果を高めることができるのです。

また、独自の成分(ビタミンやミネラルなど)を配合したオリジナルの治療薬を院内製剤しているクリニックもあります。

通院頻度は月1回で、効果の測定も定期的に行われます。
病院の治療が現状維持を目的とするのに対し、専門クリニックは発毛を目指すというという部分も異なっています。

【体験談】ミノキシジルの効果はいつから出る?期間は?外用薬・内服薬の経験者が伝授 - AGA大学

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ミノキシジルの効果の内容と、どれくらいの期間でいつから効果が出るのかについて、実際にミノキシジルの外用薬、内服薬(タブレット)を使った筆者の体験談に基づいて紹介します。ミノキシジルはAGAに対して効果を発揮します。外用薬は初期、内服薬は初期から後期まで幅広く効果があります。

薄毛治療の費用

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薄毛治療の内容だけでなく、費用の方も気になるという人が多いでしょう。
続いては、薄毛治療にかかる費用について紹介しましょう。

薄毛治療で保険の適用

薄毛治療に保険が適用されるかは気になるところですが、その点は薄毛の原因が何かによって変わってきます。

薄毛が他の疾患による症状のひとつ(甲状腺機能低下症など)であった場合は、保険の適用が可能です。

しかし、残念ながら薄毛の症状自体に関しては、保険の適用はできません。
そのため、AGAの治療費については、全額自己負担となります。

一般病院とクリニックの費用比較

先ほどお伝えしたように、一般病院とクリニックでは治療内容が異なります。
そのため、費用についてもかなり差が出るのが実際のところです。

一般病院で薄毛治療をした場合、病院によって金額は異なりますが、1回の診療で大体10,000~15,000円程度かかります。

一方、専門クリニックの場合は、クリニックや個々の治療内容で異なりますが、大体15,000~40,000円ほどが相場であると言われています。

薄毛治療の効果

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薄毛治療を始めるにあたって最も気になるのが、「本当に効果があるの?」ということでしょう。
ここでは薄毛治療の効果の実際について見ていきましょう。

薄毛治療の効果には個人差がある

AGAに対する治療の効果については、個人によって異なる部分も大きくなっています。
ただ、投薬による治療を行った人の多くは、薄毛の改善効果を実感している人が多いようです。

特に、20代など年齢が低い人ほど、薄毛が改善する確率は高くなる傾向にあります。

AGAは症状が進むにつれて治りにくくなるため、治療に踏み切るタイミングも重要です。
もちろん、100%誰でも効果が出るというわけではありませんが、かなり高い確率で効果が期待できると言えるでしょう。

治療の効果はいつから?

薄毛治療の効果が出始めるのは、これも個人差がありますが、大体3ヶ月目くらいという人が多いようです。
これには、ヘアサイクルが関係しています。

ヘアサイクルとは、髪の毛が成長して生え変わるまでの周期のことです。
髪の成長がはっきりわかるまでには、どうしても2~3ヶ月の期間がかかってしまうのです。

そのため、治療を始めてすぐに効果が確認できるということはなく、少なくとも3ヶ月程度はかかることは踏まえておいた方が良いでしょう。

薄毛治療期間は半年~1年が目安

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薄毛治療では、継続して薬を服用することが重要です。
治療薬の効果は人によってそれぞれこ異なるため、比較的早く効果が出る方もいれば、なかなか効果が現れないという方もいます。

しかし、薄毛治療の効果が出ないからといって、早めに治療をあきらめてしまわないようにしましょう。
効果が目に見えないだけで、髪は順調に成長しているかもしれないのです。

薄毛治療の継続期間で1つの目安となるのは、半年ほどと言われています。
臨床試験のデータによると、6ヶ月を過ぎると、効果を感じる人の増加率が安定し始めるからです。

ですから、少なくとも半年~1年ほどは治療を続ける覚悟で臨んだ方が良いですよ。

薄毛治療にあるリスク

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薄毛治療は高い確率で効果が得られるということですが、当然メリットばかりというわけにはいきません。
薄毛治療のデメリットについてもお伝えしておきましょう。

治療薬には副作用がある

薄毛治療に使われる薬については先ほど触れましたが、副作用の危険があります。

まず、フィナステリドで考えられる副作用には次のようなものがあります。

・性欲減退
・勃起不全(ED)
・射精障害
・乳房肥大

一方ミノキシジルの副作用には次のようなものがあります。

・多毛症
・血圧低下
・心拍数の増加

薄毛治療薬は医師の診断の下に処方されるので比較的安全ではありますが、場合によっては副作用の危険もあることは、踏まえておいた方が良いでしょう。

【体験談】ミノキシジルは副作用を知って使おう!タブレット内服時と塗り薬は症状が違う! - AGA大学

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ミノキシジルには、外用薬(塗り薬)と内服薬(タブレット)の2種類があります。外用薬と内服薬では、身体に変化を及ぼす場所や体に出る症状(副作用)が異なります。ミノキシジルを使用するときには、外用薬と内服薬に出る副作用の違いを知り、身体をチェックしながら治療を進めていくことが必要です。

治療は一生続くことも

AGAの治療は、基本的に継続しつづけることが前提となっています。

治療の主体となるフィナステリドは、薄毛を起こす男性ホルモンの生成をブロックしてAGAを食い止めるのですが、服用を止めると効果は消えてしまいます。

つまり、常に薬を服用していないと、薄毛の症状がぶり返してしまうことになるわけです。
この点に関しても、薄毛治療を始める際にしっかり意識しておいた方が良いでしょう。

まとめ

薄毛治療は、専門クリニックの他に、一般病院でも行えるようになっています。

ただし、専門クリニックが発毛を目的とするのに対し、病院は現状維持を目的とするため、あまり積極的な発毛治療は行われません。

その代わり、一般病院の治療費はクリニックに比べ安価で、通院の頻度も少なくて済むというメリットがあります。
どちらの治療を選ぶかは、自分の症状や目的を見極めた上で判断した方が良いでしょう。

また、治療に踏み切る際は、薬の副作用や必要なコストについても考慮しておくことが重要です。
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この記事のキュレーター

Ryujijo Ryujijo