2018年6月18日 更新

低刺激なシャンプーって抜け毛にも効果的ですか?

毎日、体や頭皮を清潔に保つことは健康な生活を送るのとともにエチケットのひとつと言えます。特に、抜け毛や薄毛が気になる際は、頭皮環境が健やかに保たれていないことも考えられるため、ヘアケアには一層の気配りが必要となります。シャンプーには、さまざまな種類があり、そのなかでも低刺激なものは抜け毛にも効果があると言われていますが、実際はどうなのでしょうか。

29 view お気に入り 0

目次

■シャンプーの成分と効果

 (29021)

毎日入浴の度にシャンプーする人、朝、夕2回シャンプーする人など、ライフスタイルによってシャンプーの頻度ややり方もそれぞれ違います。特に、皮脂分泌が盛んな年齢の男性は、毛穴に汚れや皮脂が溜まりやすく、頭皮がべたついてしまうこともあるため、毎日のシャンプーを欠かすことができないでしょう。シャンプーが頭皮や髪の毛に与える効果や影響については、さまざまな説があり、週に1回程度で十分という医師や研究者もいます。シャンプー主成分や働きにはどんなものがあるのでしょうか。
 (29023)

シャンプーの主成分は、界面活性剤で、水や油を混ぜながら汚れを浮かせて流し落とす効果があるものです。界面活性剤には、陰性、陽性、両性などの性質の違いがあり、シャンプーやコンディショナーなどとともに、衣類用洗剤や食器用洗剤にも使用されることが多いものでもあります。シャンプーとして使用する際は、ホコリやゴミなどだけでなく、皮脂やヘアスタイリング剤などの油分と結合して、まんべんなく汚れを吸着して落とすことを目的として使用されています。

■刺激の強いシャンプーが与える影響

 (29026)

市場では、各メーカーのさまざまなシャンプーが販売されています。洗浄力や成分から、高級アルコール系石鹸系アミノ酸系の3つの代表的なものがあります。種類が多く価格もリーズナブルで香りもさまざまに楽しめることから人気がある高級アルコール系は、洗浄力が高く泡立ちがよいことが大きな特徴となっています。主成分としてラウレル硫酸が多く使用されており、髪の毛や頭皮に与える刺激が強いという性質もあります。洗浄力・刺激が強すぎると頭皮に炎症や皮膚炎などを生じさせる可能性があるとともに、外部から侵入してくる菌などに対抗するために頭皮を保護する役目を担っている皮脂まで奪ってしまうことになります。

頭皮には毛母細胞など、髪の毛の発毛、成長のために大切な役割をする細胞があり、十分は酸素や栄養分が行き届けられなければなりません。頭皮の皮脂が過剰に剝がされることによって頭皮が乾燥し、血行が悪くなって発毛や育毛が阻害されてしまうこととともに、失われた皮脂を取り戻そうと反対に過剰な皮脂を分泌しようとすることによってと頭皮環境が乱れることもあります。以上のように、抜け毛や薄毛が気になる方にとって刺激の強いシャンプーが及ぼす影響がいかに大きいかということがわかります。

■低刺激のシャンプーの効果

 (29029)

市場で販売されている代表的なシャンプーのなかで、最も髪の毛や頭皮に与える刺激が低いと言われているのがアミノ酸系です。これは、アミノ酸系は、その名の通り、髪の毛をほとんどの部分を構成しているタンパク質の元となる成分であるアミノ酸が配合されているため、髪の毛の修復にも効果が期待されていることによるものです。髪の毛や頭皮に与えるダメージが少ない一方で、洗浄力が弱い、すすぎに時間がかかる、指通りが悪い、価格が高いなどのデメリットもあります。

低刺激性シャンプーには、自然由来の原料を成分としたオーガニック系のものもあります。植物原料が高い割合で配合され、農薬や化学肥料に頼らない有機栽培であることが基準とされています。化学物質や動物由来成分が一切使用されていないものであるため、髪の毛や頭皮に与えるダメージを最小限に抑えることができるものといえるでしょう。しかし、自然素材のみを原料としているため、香りや保湿成分、指通りなどで満足できないこともあります。

■低刺激のシャンプーが抜け毛を食い止めるわけではない

 (29032)

頭皮や髪の毛に与えるダメージが少ない低刺激のシャンプーだからといって、発毛や育毛の効果があるわけではありません。健康な頭皮環境や血行促進、十分な栄養などは、発毛や育毛にとって大切な条件となるため、過剰な刺激を与えずに汚れを落とし、髪の毛や頭皮を清潔に保つことがシャンプーの役割です。なかでも、アミノ酸系オーガニック系などは、髪の毛や頭皮に与えるダメージが少ないという点で選ばれることが多いということを認識しておく必要があります。

低刺激のシャンプーを使用しても、シャンプーの仕方が間違っていたり、乾かし方を誤っていたりすれば、やはり髪の毛や頭皮にダメージを与えてしまうことにもなるため、シャンプーの種類だけでなく、正しい洗髪の方法、乾かし方についても知識を身に付けておくことが大切となります。

シャンプーには、水と油を混ぜ合わせながら汚れをはがし吸着して落とすことができる界面活性剤が成分として含まれています。シャンプーには、洗浄力や刺激が強すぎて頭皮環境を悪化させてしまうものもあり、なるべく刺激が少ないものを選ぶことが抜け毛や薄毛の方が健やかな頭皮環境を整えるために効果があると言えるでしょう。ただし、あくまでも頭皮環境を整える作用があるということであり、発毛や育毛の効果がないことは理解しておくことが必要です。
15 件

この記事のキュレーター

諸貫 和良 諸貫 和良