目次
そもそも人間の髪はどうできているの?
まず人間の体から生えてくる毛は、
「毛幹」という部分と「毛根」という部分に分けられます。
私たちが肉眼で見ることができるのは毛幹、肌の中に潜んでいるのが毛根です。
さらに、毛根は毛球と呼ばれる根っこの太い部分があり、毛乳頭、毛母細胞に分けられます。
「毛幹」という部分と「毛根」という部分に分けられます。
私たちが肉眼で見ることができるのは毛幹、肌の中に潜んでいるのが毛根です。
さらに、毛根は毛球と呼ばれる根っこの太い部分があり、毛乳頭、毛母細胞に分けられます。
via www.kao.com
毛乳頭細胞は、頭皮を張り巡らす毛細血管と直接接しており、毛母細胞との連携で発毛・脱毛を司る機関です。
毛母細胞に細胞分裂のシグナル(命令)を出して発毛を促す場合もあれば、逆に脱毛指令を出して髪の成長を止めることもあります。
毛乳頭細胞の働き
正常な場合であれば、毛細血管から運ばれてきた酸素やビタミンやアミノ酸などの栄養素を受け取り、毛母細胞に発毛指令を与えます。これにより毛母細胞は細胞分裂を繰り返し、それが髪の毛となって成長していきます。
毛乳頭がヘアサイクルをつかさどっている!
簡単に言えば髪の命運を握っているのは毛乳頭です。
毛乳頭が正常な司令を出せなくなれば髪は成長しなくなります。
栄養が無くなった髪が生え変わる、というサイクルは毛乳頭のおかげなんですね。
毛乳頭が正常な司令を出せなくなれば髪は成長しなくなります。
栄養が無くなった髪が生え変わる、というサイクルは毛乳頭のおかげなんですね。
via www.hatumo.jp
ヘアサイクルは3つの段階に分けられます。
ヘアサイクルは、「成長期」→「退行期」→「休止期」の段階を経ます。
このサイクルには個人差がありますが、通常4年〜8年で繰り返されているそうです。
薄毛やハゲは、このヘアサイクルが何らかの原因で短くなり髪が完全に成長する前に抜ける事で起こります。
成長期初期の髪は柔らかい軟毛ですが、正常な人の場合は硬い毛に育っていきます。
しかしヘアサイクルに異常が起こると、軟毛の段階で抜け落ちてしまいます。
ヘアサイクルの成長期
期毛母細胞・毛乳頭の活動が活発で分裂を繰り返す時期です。
この期間は約4〜8年で新しい髪が成長する期間になります。
毛母細胞の分裂が活発でどんどん髪が伸びます。
ヘアサイクルの退行期
毛乳頭が萎縮して毛母細胞は分裂を停止します。
やがて毛母と毛乳頭が分離し、毛母は上昇を始め髪の毛の成長はストップします。
毛母細胞の活動が低下して髪がほとんど成長しなくなります。
ヘアサイクルの休止期
成長が完全にストップする時期で、次の毛髪の生成が始まると同時に脱毛が始まります。
皆さんは薄毛の人の抜け毛を見たことがあるでしょうか?
見たことがある人は、
先端が細くなっていたり、そもそもなくなっていたりしたのに気付きませんでしたか?
一般には、毛根がなくなると髪が成長しなくなり、薄毛になると考えられていますが、
もっと具体的に言うと、毛乳頭がなくなってしまうと薄毛になってしまうのです。
見たことがある人は、
先端が細くなっていたり、そもそもなくなっていたりしたのに気付きませんでしたか?
一般には、毛根がなくなると髪が成長しなくなり、薄毛になると考えられていますが、
もっと具体的に言うと、毛乳頭がなくなってしまうと薄毛になってしまうのです。
via hagelabo.jp
毛根が尖っている抜け毛
円形脱毛症の人に良く見られる毛根で、抜けやすい性質があります。
抜け毛がこの形の毛根を持っていた場合、内臓や免疫系に関わりのある病気になっている可能性があります。
これは可能性の話であり、必要以上に気にする必要はありませんが、もし体調が悪いところなどがあれば必ず病院に行ってください。
なぜ毛乳頭はなくなってしまう?
一旦最初の画像に戻ってみてください。
毛乳頭の下に、毛細血管という説明がついた細く赤い線がありますよね?
毛乳頭はここから栄養を受け取ります。
一般的に髪の毛に栄養が行き渡ると言われるのは、
この毛細血管から毛乳頭へと栄養が届くことを指すのです。
栄養が届かなくなれば毛乳頭はなくなる、と理解して差し支えありませんが、
具体的にはもう少し複雑な過程をたどります。
毛乳頭の下に、毛細血管という説明がついた細く赤い線がありますよね?
毛乳頭はここから栄養を受け取ります。
一般的に髪の毛に栄養が行き渡ると言われるのは、
この毛細血管から毛乳頭へと栄養が届くことを指すのです。
栄養が届かなくなれば毛乳頭はなくなる、と理解して差し支えありませんが、
具体的にはもう少し複雑な過程をたどります。
男性ホルモンが作用するのは毛母細胞ではなく、毛乳頭細胞です。毛乳頭細胞が毛の成長や毛根の形成に重要な役目をしているのですが、とくに男性ホルモンで成長が左右される毛では、その毛乳頭細胞が男性ホルモン受容体(アンドロゲンリセプター)を持っています。男性ホルモンが毛乳頭細胞のはたらきを調節する結果、毛の成長が促進あるいは抑制されます。しかも、毛乳頭細胞は、テストステロンを還元して、いっそう強力な男性ホルモンであるデハイドテストステロン(DHT)に変える5α-リダクターゼ(還元酵素)を持っています。
テストステロンが毛乳頭細胞の細胞質に取り込まれると、この酵素がはたらき、DHTとなって男性ホルモン受容体に結合して、細胞の核に移動します。さらに、この結合体が遺伝子のはたらきを調節する結果、毛乳頭細胞がつくる指令因子が調節されます。このシステムはもう少し複雑で、5α-リダクターゼにはⅠ型とⅡ型があり、Ⅰ型はほとんどの毛の毛乳頭細胞にありますが、Ⅱ型は男性ホルモン作用を強く受ける髭や前頭~頭頂毛の毛乳頭細胞に分布します。つまり、Ⅱ型5α-リダクターゼによってできたDHTが髭の硬毛化を起こし、一方、前頭~頭頂毛の軟毛化を起こします。
かみ砕いて説明すれば、
毛細血管から運ばれてきたホルモンが、毛乳頭の中にある物質と合体し、
薄毛の原因となる成分を作り上げてしまう、といったところでしょうか。
毛細血管から運ばれてきたホルモンが、毛乳頭の中にある物質と合体し、
薄毛の原因となる成分を作り上げてしまう、といったところでしょうか。
ヘアサイクルを元に戻すには?
ここまでの説明で、
毛乳頭に異常が起こることでヘアサイクルが短くなり、薄毛になってしまう
ということは理解いただけたかと思います。
では、このヘアサイクルを元に戻す方法はあるのか、気になるところですよね。
ご安心ください!ヘアサイクルは生活習慣を見直すことで元に戻ります。
毛乳頭に異常が起こることでヘアサイクルが短くなり、薄毛になってしまう
ということは理解いただけたかと思います。
では、このヘアサイクルを元に戻す方法はあるのか、気になるところですよね。
ご安心ください!ヘアサイクルは生活習慣を見直すことで元に戻ります。
若い世代の薄毛・抜け毛の原因に、睡眠不足や仕事での過労、お酒、タバコなどで男性ホルモンが乱れ、髪の毛を成長させるのに重要な働きをしているためです。
若い方ですと仕事で過労の仕事をさせられたりして血液は低下して、すると髪に栄養や酸素がまわらなくて栄養バランスやホルモンバランスが乱れてしまいますし、自律神経がおかしくなってストレスから抜け毛や薄毛の原因になってしまうのです。
自律神経が乱れると血流が悪くなり、頭皮と髪に栄養が充分行きわたらなくなるため、ヘアサイクルが乱れてしまいます。
睡眠だけは忙しくても確保するだけで健康に近くなります。
どんだけ忙しくても睡眠を大切にしましょうね。
しっかりとした知識を身につけて早く対処することで、薄毛は治すことができます。
一度薄毛になってしまったらもう駄目なのかと諦めてはいけません!
早く、そして根気強く治療に専念してくださいね。
一度薄毛になってしまったらもう駄目なのかと諦めてはいけません!
早く、そして根気強く治療に専念してくださいね。
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毛球の先っぽにある毛乳頭が、
髪の成長の司令塔に当たる部分と言えます。
これが毛母細胞に向けて
「成長せよ」「成長をやめろ」と司令を出すことで
髪が出来ているとイメージしてください。