2018年12月26日 更新

マラセチア菌の繁殖が原因!脂漏性皮膚炎の症状と治療!

とにかく、頭が「かゆくなりフケがでる症状」が起きている時は、酵母菌(かび・きのこ類にある真菌)の仲間に含まれる「マラセチア菌の異常繁殖」が原因でカユミを引き起こしていることがあります。 いつも、清潔に保っていれば問題を起こすことはない真菌ですが、体質やストレスが原因でもカユミをひき起こすことがあるのです。今回は、カユミを引きこすマラセチア菌の症状や治療法を中心にお伝えしたいと思います。

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目次

マラセチア菌の異常繁殖が起こると、体中のどこでも「強いカユミ」を起こします。
頭皮も同じように異常繁殖すると強いカユミと共に皮膚がはがれ落ちる「フケ」となって症状が現れます。
今回は、筆者の体験をふまえたマラセチア菌が繁殖した時の症状や、マラセチア菌によく似た症状を比べながら、治療方法をご紹介していきたいと思います。

マラセチア菌が異常繁殖すると脂漏性皮膚炎になる!

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体にある毛穴の周辺や頭皮には、マラセチア菌は常に人や動物に存在している常在菌です。
何らかの影響あってつくものでもなく外部からつくものではない、乳幼児から体に存在している真菌がマラセチア菌です。

マラセチア菌は、繁殖しなければよい働きをしている真菌!

マラセチア菌は、通常であれば皮脂から分解された「遊離脂肪酸」を適度にだして頭皮に膜を作り外から害になる物質の侵入を防ぐ働きをしています。

マラセチア菌の数が増えた時に「カユミを起こす」原因!

マラセチア菌は皮脂をエサにしているため、体から出る皮脂の量が多くなるとマラセチア菌の数も増えてきます。

マラセチア菌の数が増えすぎると、「遊離脂肪酸」の分解量も多くなるので、逆に頭皮に炎症をひきおこしてしまうのです。頭だけではなく、顔や背中や胸元にも多く出ることがあります。

マラセチア菌が食べた皮脂(エサ)を分解したときに発生する「遊離脂肪酸」が皮膚の炎症を引きこす原因とされています。

つまり、皮脂が多くでる体質の人やストレス・食材・などの理由から皮脂を多く分泌する人には脂漏性皮膚炎になりやすいといも言えるのです。

マラセチア菌が繁殖する要因は多くある!

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頭皮や体を清潔にしていることは予防にもつながるのでとても良いことですよね。

しかし、予防していたつもりでも、下記のように体質的に起こってしまうことや精神的に起こってしまう症状であることも忘れてはいけないことなのです。


・入浴・洗顔不足
 皮脂がきれいに洗い流されていないことで起こる

・不規則な生活
 徹夜・睡眠不足があると過剰に皮脂量を増やしやすい

・体   質 
 皮脂の分泌量が人よりも多いこと:体質的な影響

・食 生 活 
 脂物が多い食材を中心に毎日食べている

・ストレス
 ストレスでホルモンバランスを崩したことで起こる皮脂量の増加
 
 などがあります。
 
繁殖する理由が1つの原因からくるものではなく、いくつもの要因からきています。

マラセチア菌が起こす症状とよく似た他のカユミの症状!

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頭皮のカユミには、他の要因からくる頭皮の乾燥やシャンプーの使い過ぎによって起こす場合もありますから、カユミが起こる原因は「全てマラセチア菌が元になっていない」場合もあるのです。

飲酒が影響している時もある!

アルコールによって血流を活発にしていくうちに、頭皮や体も暖かくなり汗も出やすくなりますよね。

下記のような症状がアルコールによって影響をあたえます。

・頭皮以外の体中まで皮膚の乾燥が原因でカユミを引き起こす
 皮膚に脂気がなくなり、皮膚をかくと傷になることが多く炎症を引きこしやすくなる
 爪をたててかくと、かいた後が傷になり治りにくくなります。

・フケはサラサラしている
 脂漏性皮膚炎のようにべたべたしたフケではなく、サラサラしたフケがでます。

・髪はパサパサしてまとまらない
 髪も脂気をなくしパサパサになります。

上記の症状は、アルコールが引き起こすカユミと他の症状です。

*もちろん、他の要因でも同じような似た症状が起こります。

飲酒は体内の水分をとってしまいますから、寝る前には十分な水分補給をして二日酔いを予防するためにも必要になります。

シャンプーが影響する場合!使用回数が多いシャンプーやシャンプーの成分があっていない時!

体中をいつも「清潔に保つ」ことはとても体がスッキリして気持ちが良いものです。

しかし、シャンプーを何度も使用することは頭皮の膜をはぎとってしまうので、下記のようなカユミとなって現れる場合もあるのです。
下記は、頭皮の乾燥を引き起こす原因です。

・シャンプーの回数が多い時
・シャンプーの成分が頭皮にあっていない時

にカユミやサラサラしたフケをだすことが多くあります。

同じフケでも、サラサラしたフケは脂漏性皮膚炎ではない可能性は高いですから、対処をする前にはフケの確認をしておきましょう。

【筆者が体験】マラセチア菌が繁殖した季節と安易な考えから治療を遅らせることになった!

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マラセチア菌も暖かい季節になると、より活動しやすくなることから皮脂が多くでる春先から夏場にかけて真菌類は暖かい環境を好みます。

通常の頭皮のかゆさであればカユミのある場所を数回かくだけでおさまりますが・・!

シャンプーをしているのに

・「カユミが止まらない」
・「フケが粘って出ている」

症状があったのです。

筆者が30代の時:春先から夏にかけて頭皮が頻繁にかゆくなった!

筆者は、安易に考えてしまったこともあり、市販のかゆみ止めを使用していれば自然に治るだろうと思っていたのですが、どうしてもかゆみが止まらないことにイライラして「かきむしった」結果、下記のように悪化していったのです。

・フケがより多く出るようになる
    ↓ カユミが強くでたときのかゆみ止めは一時的効果にすぎません
・爪で頭皮に傷をつけてしまう
    ↓ 頭皮に傷を作ると、カユミと痛みの両方に悩まされます。
・頭皮に炎症を引きこしてしまう
    ↓ カユミよりも、ヒリヒリとした痛みが強く出ます。
・悪化すると膿をつくる

このような状態までいくと、頭皮を触ることさえできなくなりますから、痛みとかゆさを我慢することになるのです。

結果的に、皮膚科に行って抗生物質と抗炎症剤と外用薬を処方されることになったわけです。

医師からは「カユミが強くなる前に来院していたら、薬の数も治療期間も短くなったのにね!」
と言われてしまいました。

「なんでも軽く考えてイライラしてしまう」筆者のような性格を持つ人は、当たり前のことですが症状が現れた時には、安易に考えず迷わず皮膚科に行くことをお勧めします。

*治療が遅れたことで薬の数が多くなると、頭皮に塗る作業と服用する回数が多くなるので大変ですからね。

マラセチア菌が繁殖した脂漏性皮膚炎の治療法!

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脂漏性皮膚炎の治療は、症状に応じて外用薬と内服薬を処方されます。

脂漏性皮膚炎は、強いカユミが起こるので頭皮をかいたことで炎症を起こしている人が多くいます。

症状によってはマラセチア菌に適した抗真菌薬・抗炎症剤や抗生物質の他ビタミン剤を処方される人もいます。

脂漏性皮膚炎の治療薬

・ステロイド外用薬 炎症止め
・抗真菌薬     カビ菌を抑える薬
・抗ヒスタミン薬  かゆみ止め
・ビタミン剤    皮脂の分泌量を調整するために処方される

症状によって、処方される薬の数に違いがあります。

脂漏性皮膚炎は、特に30歳以降の人で起こると治りにくく再発しやすいと言われています。

脂漏性皮膚炎が多くなる理由

・脂物を良く食べる
・ストレスを抱えやすい
・睡眠不足が多い

など、何かと頭皮や体に異変を起こしやすい要因が多くなる年齢でもあるからでしょうね。

・マラセチア菌だけではハゲになりにくく、人には感染しないもの!

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マラセチア菌は他の原因になる真菌と比べるとハゲになることはとても少ないと言えることです。カユミを起こしている部分には、髪が抜けていることはありますが、広範囲で抜けることはとても少ないので、抗真菌薬などで治療すると髪は自然に回復します。


また、マラセチア菌は感染を心配する人もいますが「人には感染しない」ものでもあるのです。

フケが出ている人の横にいると、自分に移りそうで心配になることや気分的にも嫌な感じになりますよね。

フケを見ただけでも、とても嫌な感じになりますが、フケで感染することもなければカユミが移ることはありませんので、心配することはないと言えるものなのです。

ただし、白癬菌(水虫)は感染します。
また、次の機会でご紹介しますが、白癬菌は爪や皮膚から頭皮にも感染します。

マラセチア菌は白癬菌とは違いますので、間違わないようにしましょうね。

マラセチア菌の増殖を防ぐ方法!

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マラセチア菌を防ぐ方法には、頭皮のケア製品でマラセチア菌に対応できるシャンプーやトリートメントを使用して防ぐ方法と、食材に含まれる成分で増殖を防ぐ方法の2つをご紹介します。

マラセチア菌予防策①:洗髪するシャンプーやトリートメントがカギ

フケ・かゆみ止めシャンプー・トリートメントを使用する

毎日の入浴や洗髪は、マラセチア菌の繁殖を抑えること以外にも髪や頭皮を清潔に保つことには欠かせないことでもあります。

マラセチア菌の繁殖を予防できることが解明できたことは、抗真菌剤を含ませたシャンプーやトリートメントを使った下記の企業の試験から始まり現在に至っています。

1997年・抗真菌成分を含ませたシャンプーで試験をした結果、フケ症に効果を現したことです。

繁殖を抑えることができた有効成分

・ミコナゾール硝酸塩
 フケの原因菌であるマラセチア菌の細胞に作用して菌の増殖を抑えることができます。

参考サイト
持田ヘルスケア株式会社
http://hc.mochida.co.jp/skincare/dandruff/dandruff7.html

マラセチア菌予防策②:食材からビタミンを摂ることがカギ

ビタミン不足からくる「ビタミンB2」「ビタミンB6」が不足していると、フケ症になりやすいと言います。

ビタミンを多く含む食材

・牛乳・納豆
・バナナ・野菜
・ナッツ類

などは、日常とりやすい食材でもありますから、簡単に予防することができますよね。

また、肉・魚・レバーなどにも含まれていますが、体内脂肪や高血圧などに問題がある人はかかりつけの医師に相談してから摂るようにしましょう。

まとめ

マラセチア菌の繁殖が原因で起こる脂漏性皮膚炎は、「カユミと粘りのあるフケ」の症状があると可能性が高まることや、人には感染しないことも知りましたね。

パサパサしたフケも、脂漏性皮膚炎と同じ症状だと思っていた人がいたかもしれませんが、
実は、シャンプーが原因であったり飲酒や他の要因があったりしますから、間違いやすい症状であることも覚えておきましょう。

頭皮ケア製品や食材で日常的に予防することもできますから、体質的に皮脂の分泌量が多い人には、特におすすめします。

また、脂漏性皮膚炎が強くでてきた時、マラセチア菌の繁殖を抑えるには、必ず専門の薬が必要になりますから、対処が遅れないように皮膚科へ行きましょう。
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この記事のキュレーター

Kensin Kensin