2017年6月28日 更新

固形石鹸とシャンプーの成分の違いと洗髪に最適なものは?

同じ人間の体を洗浄するのに、私たちは手足や身体を洗うときには《石鹸》、髪の毛や頭皮を洗うときには《シャンプー》と、当たり前のように使い分けをしています。それぞれに特性があるからそうしているのですが、そもそも《固形石鹸》と《シャンプー》の成分の違いには何があるのでしょうか。また、洗髪に最適なものとは何のかについても考えてみました。

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目次

■固形石鹸とは

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石鹸は、界面活性剤の一種であり、動植物の油脂を原料としてつくられています。油脂をアルカリで煮る過程が必要となりますが、そのアルカリの種類によって、2つのタイプに大別されています。そのひとつは、脂肪酸ナトリウムを使用したソーダ石鹸と呼ばれているもので、固形石鹸粉石鹸となります。もうひとつは、脂肪酸カリウムを使用したカリ石鹸と呼ばれているもので、液体石鹸として使用されます。
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界面活性剤は、シャンプーやコンディショナーなどにも使用されている洗浄剤の基材となるもので、油脂と水を混ぜ合わせることで汚れを落とす効果があるものです。固形石鹸に含まれている界面活性剤は、シャンプーとは異なり、体を洗った後に、水やお湯で流すとそれ以上皮脂を取ることがないという特性があります。肌トラブルによって皮膚科を受診した際に、香料などの添加物が入っていない固形石鹸を勧められることがよくありますが、皮膚にダメージを与えないことによるものです。

■高級アルコール系シャンプーとは

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シャンプー界面活性剤を基材とした洗浄剤であり、その特性によってさまざまな種類のものが販売されています。主なものとして、高級アルコール系シャンプー石鹸系シャンプーアミノ酸系シャンプーがあります。名前からすると高級アルコール系シャンプーが一番よさそうですが、希少性の高いものを配合しているわけではなく、最も低価格で求めやすいものです。高級とは、質が高いということではなく、含まれる炭素数が多く、それは洗浄力が高いことを示すものでもあります。

洗浄力が高くて泡立ちもよく安価であることから高級アルコール系シャンプーは、市場でダントツの人気を誇っています。しかし、洗浄力が強いのと同時に髪の毛や頭皮に与える刺激が強いため、薄毛やハゲの傾向がある頭皮環境が健康ではない方にとってはダメージを与えやすいものとなります。皮脂汚れということばがあるように、過剰に分泌される皮脂は、毛穴を詰まらせて健康な髪の毛の成長を阻害するものとなります。しかし、常に外部からの菌の侵入や刺激を受けるおそれのある頭皮は、それを守るための保護クリームの役割をする皮脂は必要です。高級アルコール系シャンプーは、必要な皮脂まで奪ってしまうため、抜け毛や薄毛の原因になることがあると言われているのです。

■石鹸系シャンプーとアミノ酸系シャンプー

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石鹸系シャンプーは、固形石鹸と同様に、志望酸ナトリウム脂肪酸カリウムを基材として反応させてできるものです。高級アルコール系シャンプーよりは、刺激が少ないもののやはり洗浄力の強さが気になる方も多いようです。また、洗い上がりのスッキリ感がある反面、固形石鹸で洗顔した後に顔にツッパリ感を感じるのと同様の使用感があります。これは、肌や頭皮が弱酸性であるのに石鹸系シャンプーがアルカリ性であることによるものです。髪の毛がきしんでまとまりにくいと感じる方も多いようです。

アミノ酸系シャンプーは、髪の毛の成分のほとんどを占めるタンパク質の元となるアミノ酸が成分として配合されているため、髪の毛の修復を目的として女性がよく使用しているものでもあります。植物由来の天然成分が配合されていることが多く、洗浄力が弱いものの頭皮や髪の毛に与えるダメージも少ないことから、薄毛やハゲで悩んでいる方には向いていると言えるでしょう。

■よいシャンプーを選んでも・・・

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植物由来で化学物質などが配合されていることも少ないアミノ酸系シャンプーは、価格が高いものです。髪の毛や頭皮にいいというものの、シャンプーの仕方が間違っていると意味がなくなります。乾いた髪にいきなりシャンプーを落とす人はいないでしょうが、シャンプーを使用する前には、入念な予備洗いが必要となります。髪の毛や頭皮の汚れのほとんどは、ごみやほこりなので、お湯だけで予備洗いすることによって7割~8割の汚れを取り除くことができます。

予備洗い後に、手のひらでシャンプーをよく泡立てて全体になじませ、頭皮の皮脂汚れを指の腹で優しくマッサージするように洗うことが大切です。また、シャンプーする時間の倍以上かけて、よくすすぎをすることも頭皮や髪の毛にダメージを与えないためにすべきことと言えるでしょう。

固形石鹸シャンプーは、そのどちらにも界面活性剤としての働きがあります。シャンプーには、さまざまな種類がありますが、洗浄力や刺激が強いと髪の毛や頭皮にダメージを与えてしまうため、薄毛やハゲで悩む方には、髪の毛と同様の成分が配合されているアミノ酸系シャンプーが向いていると言えるでしょう
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この記事のキュレーター

なかむらゆうき なかむらゆうき