2017年5月29日 更新

ノーベル賞で話題の≪iPS細胞≫でAGAを根絶できる!?

2012年にノーベル賞を受賞したiPS細胞は、再生医療の分野で大きな注目を集めています。病気で機能しなくなった組織や、やけどなどで失われてしまった皮膚組織など、今まで不可能とされてきた治療がiPS細胞によって可能になるかもしれません。このiPS技術はAGA治療の分野でも徐々に研究が進められています。

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目次

iPS細胞は どんな細胞にもなれる万能細胞

山中伸弥先生が主体となって作製されたiPS細胞は、
遺伝子改変によってどのような細胞にもなれる万能細胞としてノーベル賞を受賞しました。
どのような細胞にもなれる(分化できる)ということは、
損なわれた組織を修復したり、病気によって機能しなくなった組織を機能できたりすることです。
病気や怪我を遺伝子レベルで治療できる可能性を大いに秘めている科学技術といえます。
iPS細胞とは? | よくある質問 | もっと知るiPS細胞 | 京都大学iPS細胞研究所 CiRA(サイラ) (14221)

多能性誘導因子によって遺伝子改変が行われた細胞を培養することでiPS細胞を人工的に作製することができます。
特集2 ヒトiPS細胞等を活用した再生医療・創薬の新たな展開:文部科学省 (14228)

作られたiPS細胞は培養方法によって様々な細胞(組織)に分化することができます。
一例として網膜の作製などがあります。
人間の皮膚などの体細胞に、極少数の因子を導入し、培養することによって、様々な組織や臓器の細胞に分化する能力とほぼ無限に増殖する能力をもつ多能性幹細胞に変化します。 この細胞を「人工多能性幹細胞」と呼びます。英語では、「induced pluripotent stem cell」と表記しますので頭文字をとって「iPS細胞」と呼ばれています。
たとえば、病気で内臓が悪い人がいたとすると、その人の皮ふから細胞を取り出して、iPS細胞にすれば、そのiPS細胞を内臓の細胞に成長させることができるんだ。手術で、悪くなった内臓の細胞を、iPS細胞でつくった細胞と取りかえれば、病気をなおせるというわけ。
臓器移植という手段しか道は残されていない場合、長い時間待つ必要がありますし、運良く臓器提供者が現れたとしても、「拒否反応」が起きれば移植は断念せざるをえません。

その点、自分自身の幹細胞から作られた臓器や組織ならば拒否反応が起きるリスクが非常に低くなるのではないかと考えられています。
iPS細胞の効果が注目されるのは薄毛治療だけではありません。C型肝炎に冒された肝臓をiPS細胞によって再生しようという試みが進められています。現在でも日本国内での感染者が認められているC型肝炎は、HCVとよばれるウィルスに感染することで引き起こされる肝膜の病気です。発症形態には急性と慢性があり、それぞれに特徴と治療法が異なります。おもに血液を介して感染し、かつての日本では衛生管理が充分でない血液製剤の使用によって感染が拡大した過去があります。その教訓を生かし、現在はより安全な血液製剤の使用が義務づけられているため、医療機関における集団感染のリスクは格段に減りました。

iPS細胞はまだ発展途上の科学技術

iPS細胞は画期的な科学技術であることは間違いありませんが、
メディアで過熱した報道などを受けて「病気がなくなるかも!」なんて勘違いしそうになることも・・・。
しかし、まだまだ発展途上の技術であり、期待できる反面まだ克服すべき課題も見られます。
gettyimages (14497)

iPS細胞が注目を集めている理由は、その汎用性の高さにあります。この技術を用いれば自分の新たな臓器を作り出すことも可能な他、皮膚を再生させることも可能など、体のあらゆる機関へと変貌を遂げることになるため、この汎用性の高さから「万能細胞」とも呼ばれることもあります。
樹立されたiPS細胞から神経細胞や肝臓の細胞などに分化誘導する場合に、目的の細胞に分化しきれなかった未分化細胞が残る割合の多い細胞が「悪いiPS細胞」と表現されることがあります。iPS細胞には無限に増殖する能力があるため、目的の細胞に分化しきれずに未分化細胞が残ってしまうと、移植後に腫瘍が発生するリスクが大きくなります。
iPS細胞は複数の遺伝子を体細胞に導入することで「何にでも分化できる」多能性を持ちますが、この導入段階で遺伝子異常を引き起こすリスクがあります。
薄毛治療とならんでiPS細胞の実用化が期待されているのは肝炎の治療です。C型肝炎の日本国内での感染者は年々減少傾向にあります。ただ、個人レベルでの感染は未だにおさまらないのが現状で、不衛生な環境でのタトゥー刻印やピアッサーの使いまわし、性交渉などでの感染ルートが確認されています。ウィルスの潜伏期間は2週間から14週間ほどで、それを過ぎると微熱や倦怠感などの初期症状が表れてきます。ただしそれはきわめて軽度の症状であり、たとえ罹患していても肝炎の症状だと気づかない場合がほとんどです。慢性化に転じると黄疸などの症状が本格的に表れはじめ、ここで初めて診察を受けるケースがほとんどです。C型肝炎治療のポイントは早期発見です。急性化よりさらに進行が急激な劇症肝炎では死に至るリスクがさらに高まるので初期症状のうちに病院に行き、適切な治療を受けましょう。

iPS細胞はAGAに対しても有効なのか?

iPS細胞がどのような組織にも生まれ変われると聞けば、
AGA治療に対しても有効なのだろうか?と考えるのも当然のことです。
現在は病気に対する再生医療分野に予算が下りやすいようですが、
iPS細胞を用いてAGA等の薄毛治療に応用できないか研究も進められています。
表参道ヘレネクリニック 幹細胞再生医療科 (14232)

髪を生やすためには、毛包と呼ばれる部分を再生する必要があります。
iPS細胞はどのような細胞にも生まれ変われる細胞・・・と言ってしまえばこの毛包も作り出せるはずです。
iPS細胞っていうのは、まぁ簡単にいうと
どんな細胞にもなれちゃう細胞ですよね。

ということは当然、毛髪を作り出す毛包、毛乳頭も作れちゃうんじゃないかということです。
資生堂が毛髪再生事業に遂に参入したようです。 しかも最先端の技術であるiPS細胞を用いた研究開発です。 もしもiPS細胞から毛包を作り出せれば、薄毛の問題は解決すると言われています。
iPS細胞は当然、薄毛治療の分野でも活躍を期待されており、資生堂は2016年6月より商用化に向けて動き出すことになりました。薄毛治療という業界内で現在話題になっているAGA(男性型脱毛症)治療薬のプロペシアは体の内側から薄毛を治す内服薬で、他の薄毛治療よりもコストパフォーマンスに優れ、また期待できる効果についても絶大ということもあり人気を博していますが、iPS細胞による毛髪再生の技術が完成した暁には不要になる可能性すらあるのです。
薄毛治療とC型肝炎。一見何の関係もなさそうに思えるこのふたつも、「iPS細胞」というキーワードをブリッジにすることで結びつけることができます。初期段階では自覚症状がほとんどないため、C型肝炎はサイレントキラーとも呼ばれています。最初に表れる症状は発熱や倦怠感ですが、いずれもよく注意していなければ見過ごしてしまう程度のものであり、この段階で診断がつくことはほとんどありません。感染からある程度の時間が経ち、症状がはっきりと表れるようになってから病院へ行く人が多く、このことがC型肝炎の早期治療を難しくしています。症状が進行してからでも治療は可能ですが、なるべく早期のうちに診断を受けたほうが治療の選択肢が広がります。サイレントキラーとよばれる病気にはC型肝炎以外に膵臓がん、肝臓がん、糖尿病などがあります。いずれも初期症状が目に見えにくいのが特徴で、自覚症状を認識した時にはすでにかなり進行している場合がよくあります。重度化するほど治療の選択肢が狭まってしまうため、できることなら早期のうちに発見し、すみやかに治療を受けるのが理想です。C型肝炎においては効果的な治療法がいくつも確立されているので、初期段階で病院へ行き、正しい診断を受けましょう。

どこまでiPS細胞を使った研究は進んでいるの?

iPS細胞を用いたAGA治療はどこまで進んでいるのでしょうか?
いきなり人間に対しての実験は倫理上行えませんので、
マウス(特に免疫不全マウス)を用いた実験で髪の毛を生やすことに成功しています。
実際に人間に対して試験を行えるのはまだ先の話になるようです。
gettyimages (14498)

iPS細胞を使った毛髪再生もマウスでは成功しているがヒトではまだハードルが高い。
慶応大学医学部の研究チームが『iPS細胞』で、 完全ではないものの『毛包』の再生に成功したとの記事がありました。

脱毛はこの『毛包』に異常が生じ、 『毛包』が委縮してしまうことで起こると言われています。
実際にこのiPS細胞を使った薄毛治療の研究は
本当に進んでいきています。

2年ほど前には慶応大学医学部の研究チームが、
iPS細胞を利用し毛髪を作ったり支えたりする「毛包」を
部分的に再生する実験に成功したという発表もありました。

iPS細胞でAGAを根絶できる!?

iPS細胞を用いた研究は各分野で競い合うようにして進められています。
しかし、いまだにクリアできない問題も存在していることも無視できません。

マウスにおいてiPS細胞で髪を生やすことができましたが、
AGAには男性ホルモンが深くかかわっており、
たとえiPS細胞によって毛包を再生吸うことができたとしても、
この男性ホルモンとどのように反応していくのかはまだ未知の領域です。

iPS技術は日本が誇る科学技術。
今後、課題をクリアし、人間への応用が期待できるのは間違いなさそうです。
AGA治療において、ミノキシジルやプロペシアを使わずに
薄毛を改善できる日が来るのかもしれませんね!
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