2017年6月28日 更新

自毛植毛手術後に定着を確実にするに自分でやるべき事!

男性型脱毛症「AGA」で、内服薬や外用薬で長年治療を続けてもなかなか状態が改善されない場合に、最終手段ともいうべき治療方法が自毛植毛手術です。自分の髪の毛を毛根ごと移植する施術になるため、一度手術をするとその後のメンテナンスが一切必要ないという画期的なものとして注目されています。自毛植毛手術の実際と最も大切な術後に自分で留意するべきことについて考えてみましょう。

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目次

■自毛植毛手術を受けるまで

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自毛植毛手術を受けるまでの流れの一例をみてみましょう。脱毛の原因が男性型脱毛症「AGA」と診断されている場合を除いて、まず、カウンセリングを受けて男性型脱毛症「AGA」であるかどうかを診断します。次に、自毛を植毛するため、移植元となるドナー部位の頭皮の柔らかさや形状、移植可能な範囲の計測などを行います。今後、どの程度の早さや状況で脱毛が進行していくのかを予測したうえで、移植範囲などを提示して、どのような仕上がりを望むのか、プランについて話し合います。手術には複数の方法があり、施術回数も異なってくるため、納得ゆくまで話し合うことが大切となります。
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手術の手順や手術前の生活の心得、治療費や副作用についての説明を受けて決断したら感染症の検査のための血液検査を行うことになります。自毛植毛手術を受ける方にとって、どのくらいの面積に植毛が必要で、その植毛の元となる自毛部分がどのようになるかというのは最も気になることとなります。植毛を行う面積は、個人の希望が優先されるため、医師のアドバイスを受けながら無理のない範囲で行うことがいいでしょう。

■大切なのは、自毛植毛術後

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自毛植毛手術は手術そのものよりも術後が大事とよくいわれます。自毛植毛手術は、自分の元気な毛髪部分を採取して、髪の毛がない部分に毛根の細胞ごと移植するものであるため、移植したらそれで終わりというわけではなりません。術後は、毛根細胞が移植部分にしっかりと定着させることが最も大切なのです。定着した毛根から新しい発毛がみられ、順調に成長できれば手術が成功したことになるため、新しい髪が育つまでの術後期間はとても重要なものとなります。移植した毛根が傷つけられれば、手術した意味がなくなってしまいます。

自毛植毛手術後は、移植された健康な毛髪の株がかさぶたを形成して頭皮に定着するまでの間、極力負担をかけないことが求められます。頭をぶつけたり、移植部分を触ったり、こすったりすることは避け、長時間の入浴は避けた方がいいでしょう。もちろん、移植当日の洗髪は厳禁です。移植翌日の夜から1週間ほどの間は、ごく弱いシャワーで濡らすようにして洗髪します。縫合部分を刺激しないように優しく指で洗い、洗髪後は、タオルで水気を拭き取るのではなく、弱風のドライヤーで乾かすのが安全です。術後1週間を経過すれば、移植部分を十分にシャワーで湿らせた後に、指の腹で優しくこすってかさぶたを落としながら洗います。この際、かさぶたを無理にはがそうと爪を立てたりしてはいけません。かさぶたと一緒に移植した毛が取れる場合がありますが、この時期には、毛根組織がすでに定着しつつあるときなので、心配する必要はありません。術後2週間程度で、普段通りにシャンプーすることができるようになるでしょう。

■術後に特に気をつけるべきこと

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術後は、痒みや痛みなどがあるため、移植部分に触りたくなることがありますが、刺激を与えることが一番の問題となるため我慢が必要となります。術後の飲酒、喫煙は厳禁です。アルコールを摂取することによって、痛みを感じやすくなり出血が増えてしまう可能性があります。また、タバコは、血管を収縮させ血流を悪くしてしまうため、移植した毛根の定着に悪い影響を与える可能性があります。喫煙、飲酒ともに、術後1週間くらいは我慢するようにしましょう。

術後5日ほど経過すれば、ウォーキング程度の軽い運動をしてもかまいませんが、激しい運動は出血の恐れや多汗の可能性があるため、避けるようにした方がいいでしょう。シャンプーでの洗髪ができるようになっても、スタイリング剤の使用やパーマ、ヘアカラーなどは1ヵ月以上は避けるようにした方がいいでしょう。

■副作用の可能性について

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自毛植毛手術は、安全かつ高い効果が期待できる治療法ですが、副作用が全くないというわけではありません。その程度は、年齢や体質、移植も範囲や回数などによって、かなり個人差があるため、一概には言えません。症状のほとんどは一時的なものであるため、時間が経過するとともに改善されます。主なものとしては、術後、1~2日後にみられる痛みや出血で、移植した縫合部分の違和感は2週間程度続きます。植毛中に使用する薬剤の影響によってまれに吐き気をもよおすこともありますが、すぐに治まることがほとんどです。

移植部分のかさぶたや赤みは、移植された株が定着している証であり、乾燥してかさぶたができてから取れるまでには10日間ほどかかります。定着するまでに通過しなければならない大切な過程であり、赤みは徐々に消えていくので心配する必要はありません。まれに、一時的な脱毛や頭皮の感染症などが起こることもありますが、全て想定範囲内の症状であり、医師が適切に処置してくれるため安心です。

自分の健康な髪の毛を移植する安全で効果的な自毛植毛手術は、男性型脱毛症「AGA」の画期的な治療法のひとつです。術後、植毛した毛根が定着するまでの間が最も大切な時期となるため、医師のアドバイスに従って、留意すべきことをきちんと守ることが大切です。
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この記事のキュレーター

武 紀夫 武 紀夫