2017年6月28日 更新

自毛植毛手術で機械を使うって聞いたけど本当に大丈夫?

人工毛ではなく、まぎれもない自分の髪の毛が生えてくる発毛実感を存分に味わえる【自毛植毛手術】は、《男性型脱毛症「AGA」》で悩む人にとっての画期的な施術方法です。一方、《AGA専門クリニック》で行われる施術には機械を使うものもあるため、なかには不安を感じている人もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな【自毛植毛手術】の安全性や発毛効果などについて調べてみました。

目次

■機械を使う自毛植毛手術とは

 (28864)

自分の健康な髪の毛が生えている部分の組織や皮膚を脱毛部分に移植することで、新たな発毛を促す自毛植毛手術は、AGA先進国が多い海外で研究や技術の向上が図られたこともあって、現在、国内でも男性型脱毛症「AGA」の究極の治療法として広く普及しています。一度施術すれば、その後のメンテナンスが必要なく、自家移植であるため、人工毛移植のような拒絶反応が出ることもありません。自毛植毛手術には、さまざまな施術方法がありますが、なかでも、国内外で施術されることが多いものとしてFUE法FUT法があります。
 (28866)

外科的手術でメスを使って、健康な毛根が存在する頭皮ごと切り取って移植するのがFUT法です。一度に植毛できる株の数が多く、高い定着率が期待できることから、国内外で最もポピュラーな施術法として認知されています。ただ、メスで切り取った後は縫合する必要があることから、傷口の化膿や傷跡が残ることなどを心配される方がいるのも事実です。一方、毛包細胞を採取して移植するFUE法は、メスを使うことなく、パンチという器具を使って毛包をひとつずつくり抜く方法であり、動力のあるパンチを使って回転させながらくり抜くことが多いために、機械を使用すると言われているのです。

■機械を使用するFUE法のメリット

 (28869)

FUE法機械を使用するといっても、その目的は直径1mm程度の穴を開けることであり、部分麻酔を施すために採取時に痛みを感じることは全くありません。むしろ、麻酔の注射が一番痛いといわれるくらいです。1mm程度に開けられた穴は、施術後に自然治癒するため、特別なケアは必要なくメスで切るときのような術後の痛みがないのも特徴と言えます。

FUT法では、メスで切開した跡が線状に残ることがありますが、FUE法では、米粒程度の跡しか残らないため、丸坊主にしてもそれほど目立つことがないと言われています。体にメスを入れることに抵抗がある生え際だけ、薄くなったところだけに移植したい広範囲でなくピンポイントで移植したいという方には、おすすめの施術方法と言えるでしょう。

■FUE法を行ううえでの注意点

 (28872)

痛みや傷跡、術後の経過などでメリットの多いFUE法ですが、いいことばかりではありません。パンチングができる機械を使用して行う施術法であるため、毛包の採取には技術が必要となり、熟練していない医師が施術すると採取部の切断率が高くなることがあります。また、塊で切り取ることをしないで、ひとつずつ採取する作業が必要となるため、それなりに時間がかかり、一度に植毛できる本数も少ないというデメリットもあります。さらに、世界的にポピュラーな施術法がFUT法である理由に高い定着率があげられるように、定着率の面でもFUE法は、どうしても劣ってしまうのです。

AGA専門クリニックによっては、FUE法の施術費用がFUT法と比較して割高になることがあります。また、採取部は採取前に短く刈り込む必要があるため、施術後に周りの髪の毛の長さと揃わないこととなり、見た目に違和感があります。最近では、短く刈り込まなくてもよい施術方法が確立されていますが、費用がさらに高くなります。

■自分に合った自毛植毛手術を選択する

 (28875)

毛包を切り抜くために機械を使う自毛植毛手術FUE法の安全性が高いことは言うまでもありません。しかし、脱毛部分の面積、定着率、費用などで比較すると、FUT法よりも全ての面で優れているとも言えません。男性型脱毛症「AGA」の治療方法として自毛植毛手術を選択する場合は、FUE法FUT法、双方のメリットやデメリットを理解して、自分にベストな方法を選択することが大切です。

自毛植毛手術は、比較的本数を多く移植できるFUT法であっても、一回に植毛できる本数には限界があることから、脱毛部分が広い人は、何回かに分けて施術を行う必要があります。術後、1週間~2週間は、痛みや痒みとともに見た目も目立つことがあるため、施術には休暇をとるなどの日程調整が必要となります。メスを使わないFUE法でも術後1週間くらいは、見た目が気になることもあるため、いずれにしても、長期休暇前などの余裕がある日に施術を受けられるように調整するといいでしょう。

男性型脱毛症「AGA」の画期的な治療法として世界的に注目されている自毛植毛手術には、さまざまな施術方法があります。機械を使用すると聞いて初めての方が不安な気持ちになるFUE法は、1mm程度の穴を開けるためのもので、傷跡や痛みなどを心配する必要はありません。メスを使用するFUT法とパンチでくり抜くFUE法には、それぞれ、メリットとデメリットがあるため、自分に合った施術方法を選ぶことが大切です。
14 件

この記事のキュレーター

諸貫 和良 諸貫 和良