2018年11月13日 更新

頭皮のかゆみはストレスが原因?ストレスがかゆみを引き起こす仕組みや対処法を紹介

頭皮のかゆみはストレスと深い関係があります。ストレスを感じるとかゆみを引き起こすヒスタミンが分泌され、頭皮をかくことで悪循環になることも。シャンプーや生活習慣、食生活を整えて心と体のストレスを減らし、頭皮のかゆみに対処する具体的な方法を紹介します。

目次

頭皮のかゆみが長く続く場合、ストレスが関係している可能性があります。
ストレスというと精神的な問題だと考えられがちですが、実は身体にも影響を与えているのです。
頭皮のかゆみは悪化すると頭皮の痛みやフケ、抜け毛や薄毛の原因にもなりますので注意したいところ。
そこで、今回はストレスと頭皮のかゆみに対処する方法を解説します。

頭皮のかゆみとストレスの関係は?

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ストレスが頭皮のかゆみを引き起こすメカニズムについては、現代の医学でもまだ完全に解明されているわけではありません。
しかし、かゆみを感じるときに体内で分泌される「ヒスタミン」という物質は、ストレスを感じると増えることがわかっています。

ヒスタミンは、花粉症などのアレルギーによるかゆみを感じるときにも分泌される、かゆみの原因となる物質です。
そのため、ストレスをできるだけ減らしてヒスタミンの分泌を抑えることが、頭皮のかゆみを抑えるために大切になります。

一度かゆみがおきて頭皮をかいてしまうと、「かゆくなる」と「かく」の悪循環が起きてだんだん悪化するので注意が必要です。
そのため、かゆみの原因となるストレスをできるだけ減らしましょう。

ストレス以外の頭皮のかゆみの原因

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ストレス以外にも、頭皮のかゆみの原因はいくつかあります。
とくに注意したいものは以下の通りです。

頭皮がかゆくなる主な原因

・生活習慣の乱れ
・雑菌の繁殖
・皮脂の過剰分泌

生活習慣が乱れると、頭皮のターンオーバーが乱れてかゆみの原因になります。
古くなった頭皮の角質層ははがれ落ちて新しく角質層と入れ替わっていきますが、寝不足や栄養不足になると古い角質がそのまま残ってしまったり、新しい角質ができる前にはがれ落ちたりしてかゆみにつながります。

また、皮膚の常在菌が繁殖することによっても、頭皮のかゆみが引き起こされます。
常在菌は、どんな人の肌にもいる菌です。
ニキビやフケの原因になるマラセチア菌やアクネ菌も含まれていて、皮脂を分解して頭皮に炎症を起こします。

皮脂が必要以上に出ると、これらの菌が活発になってしまうので、かゆみにつながりやすいです。
また、皮脂の過剰分泌は脂漏性湿疹などの症状の原因にもなります。

頭皮のかゆみ対策① 身体的ストレスを減らす

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頭皮のかゆみの原因となるストレスには大きく分けて2種類あります。
身体的ストレスと、精神的ストレスです。
まずは、身体的ストレスを減らすことについて解説します。

身体的ストレスとは、頭皮にかかる物理的な刺激のことです。
たとえば、刺激が強いシャンプーを使ったり、整髪料やカラーリング剤が頭皮に与えたりするダメージが身体的ストレスになります。
ほかにも、紫外線による頭皮の日焼けや、帽子を長時間被ることによる蒸れなども身体的ストレスです。

身体的ストレスがかかると、頭皮の細胞からかゆみを感じた時に出るヒスタミンが増えてしまいます。
そのため、できるだけ身体的ストレスになるようなことを避けるのが大切です。

身体的ストレスを減らす方法

・シャンプーを低刺激なものに変える
・髪の洗い方や乾かし方に気を付ける
・整髪料やカラーリング剤の使用頻度を下げる
・紫外線を避ける
・強くブラッシングしない

身体的なストレスを減らすには、上記のような対策が有効です。

シャンプーの成分が頭皮の刺激になる場合がありますので、地肌にやさしく洗えるアミノ酸シャンプーの使用がおすすめです。
また、シャンプーする頻度が1日2回以上の人は頭皮の保護に必要な皮脂まで洗い流してしまっている可能性があるので、夜寝る前に1回だけのシャワーをおすすめします。

整髪料やカラーリング剤は頭皮への身体的ストレスになりやすいので、できるだけ刺激が弱いものを選ぶほか、頭皮にかゆみがあるときは使用を控えるなどの対策をしましょう。
また、長時間外にいるときなどは日光の紫外線による日焼けにも注意が必要です。
くもりの日でも紫外線自体は常に降り注いでいるので、できるだけ日陰にいることや帽子、日傘などで対策してください。

強くブラッシングするのも、頭皮への身体的ストレスにつながります。
最近では、頭皮にやさしい素材で出来ているヘアブラシもあります。
頭皮に負担にならないよう、やさしくブラッシングしてかゆみの原因を防ぎましょう。

頭皮のかゆみ対策② 精神的ストレスを減らす

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精神的なストレスは頭皮のかゆみに影響を与えます。
イライラしたり落ち込んだりするのは心の問題だと思われがちですが、実は精神的なストレスは頭皮にも直接影響を与えるので注意が必要です。

イライラしたり不安になったりしているときは、交感神経という自律神経が活発に働きます。
交感神経は毛穴にある「汗腺」という、皮脂や汗を分泌する器官とつながっているので、頭皮の皮脂分泌にも影響するのです。
そのため、日ごろのストレスが多い人は、皮脂の分泌量が増えてしまい、頭皮のかゆみにつながることがあります。

精神的ストレスの対処法

・深くゆっくりした呼吸をこころがける
・湯船につかる
・ストレッチや軽い体操を日課にする
・散歩や運動をする

リラックスできる行動を習慣にして、精神的なストレスに対処しましょう。
深くゆっくりした呼吸をすると、副交感神経という自律神経が優位になり、交感神経の働きを抑えてくれます。
吸う息よりも吐く息を長くして静かに深呼吸すると、精神的ストレスの緩和に役立つのでおすすめです。

また、湯船につかること、ストレッチや軽い体操、散歩なども精神的ストレスを和らげてくれます。
どれか1つでもよいので、日課の中に取り入れるとリラックスでき、頭皮のかゆみにも良い影響が期待できます。

頭皮のかゆみ対策③ 食生活を整える

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ストレス以外に、食生活の乱れも頭皮のかゆみの原因となります。
油っこい食事が多い人は、頭皮の皮脂の分泌も過剰になってしまう可能性があるので注意が必要です。
また、辛い食事も内蔵に負担があるほか、発汗作用があるので頭皮に影響します。
油っこい食事や辛い食事の取りすぎはできるだけ控えましょう。

緑黄色野菜や果物、海藻などに含まれるビタミンとミネラルは、頭皮のターンオーバーに大切です。
ビタミンやミネラルが不足すると、新しい角質層ができず、頭皮のバリア機能が落ちてしまいます。
頭皮の新陳代謝が悪くなると、乾燥やフケ、抜け毛や薄毛につながる可能性もあるので注意が必要です。
一品だけでもよいので、緑黄色野菜や果物を食事に取り入れるのが効果的です。

頭皮のかゆみが続く場合は早めに皮膚科へ

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ストレスを減らし、シャンプーや食事などの自分で気を付けられる対策をしても頭皮のかゆみが治まらないときには、皮膚科で診察してもらってください。
頭皮のかゆみの問題は最終的に、薄毛にもつながってきますので、早めの対策が大事です。

頭皮のかゆみの原因が菌や炎症の場合は、抗菌作用や抗炎症作用がある薬を処方されることもあります。
細菌によるかゆみは自力での対処が難しいので、かゆみが続く場合には皮膚科で相談してくださいね。

まとめ

頭皮のかゆみとストレスの関係や対処法について解説しました。
身体的なストレスや精神的なストレスは、どちらも頭皮の健康に影響を与えます。
できるだけ頭皮への刺激を避け、リラックスできるように心がけましょう。
なお、フケをともなったり、かゆみが強かったりする場合には細菌による炎症の可能性もありますので、早めに皮膚科で診てもらってくださいね。
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この記事のキュレーター

堀内忍 堀内忍