2018年12月28日 更新

プロペシアの有効成分フィナステリドとは?効果・副作用やジェネリックについても解説

プロペシアによるAGA治療を考えている人のために、プロペシアの有効成分フィナステリドについて解説します。フィナステリドの働きや効果、副作用について詳しく紹介するとともに、フィナステリドの国内ジェネリックや、他の薬との飲み合わせについてもお伝えします。

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目次

「プロペシアの有効成分フィナステリドってどんなもの?」と疑問に思っている方。
プロペシアはAGA治療薬として高い知名度を誇っていますが、その有効成分については詳しく知らないという人も多いでしょう。
果たしてフィナステリドは、どんな働きや効果があるのでしょうか。
また、副作用の危険についても知りたいところです。
そこで今回は、フィナステリドの効果・副作用やジェネリックについて詳しく解説していきます。

プロペシアについて

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プロペシアの有効成分フィナステリドについて見る前に、まずはプロペシアの概要について見ておきましょう。

世界で使われるAGA治療薬

プロペシアはAGA治療薬として、世界60ヶ国以上で承認を受けています。
AGA治療において、最も知られる薬の1つです。
日本でも2005年に厚生労働から承認を受け、同年12月から発売が開始されました。
現在病院や薄毛専門クリニックなど、各医療機関で処方を受けることができます。

製造会社

プロペシアを製造しているのは、アメリカの製薬会社メルク社です。
メルク社は元々ドイツの同名会社のアメリカ事業として出発しましたが、その後独立して別会社となりました。
現在はドイツの会社と区別するため、米国メルクなどとも呼ばれます。
プロペシアの他にも、前立腺肥大症治療薬のプロスカーなどを発売しています。
プロペシアの日本での販売は、メルクの日本法人であるMSD株式会社が行っています。

用量と価格

プロペシアには、主成分であるフィナステリドを0.2mg含むものと、1mg含むものがあります。
用量は1日1錠、上限は1mgまでとなっています。
価格は保険適用外のため、処方される医療機関によって異なりますが、1錠あたり約250円ほど。
1ヶ月あたりの費用では、約6,000~7,000円ほどとなっています。

プロペシアの有効成分フィナステリドとは

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プロペシアは、前述のようにフィナステリドを主成分としています。
つづいては、フィナステリドという成分について詳しく見ていきましょう。

フィナステリドは抗アンドロゲン薬

フィナステリドは、「抗アンドロゲン薬」と呼ばれる薬の一種です。
抗アンドロゲン薬は、男性ホルモンの生成を抑える働きがあります。
前立腺肥大症や前立腺がんといった病気では、男性ホルモンの作用が症状に大きな影響を与えるのですが、フィナステリドなどの薬は男性ホルモンの生成を抑えることで、これらの病気を治療することができます。

元々は前立腺肥大症の治療薬

フィナステリドは本来、前立腺肥大症の治療薬として開発された薬です。
前立腺肥大症は、上記のように男性ホルモンが症状に大きく関係しています。
フィナステリドはその男性ホルモンの生成を抑えるために作られ、「プロスカー」という名前で承認を受けて販売もされました。
しかし、その後プロスカーを服用した人の多くに、発毛の効果が現れます。
この事実を知ったメルク社は、低用量のフィナステリドをAGA治療薬として転用。
それが現在のプロペシアになります。

AGAに対する効果

AGAの原因は、DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンです。
DHTは髪の毛乳頭細胞の受容体と結びつき、髪の成長を抑制する因子を産出することで脱毛を起こします。
DHTは5αリダクターゼという酵素が男性ホルモンのテストステロンに作用して生成されますが、フィナステリドはこの5αリダクターゼの働きを阻害するのです。
これによりDHTの生成を抑え、脱毛原因をブロックしてAGAを治療するというわけです。

プロペシア(フィナステリド)のジェネリック

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AGA治療薬として高い人気を誇るプロペシア(フィナステリド)ですが、費用が気になるという人も多いでしょう。
そこでここでは、プロペシアのジェネリックについて見ていくことにしましょう。

国内で販売されているプロペシアジェネリック

プロペシアの日本における特許は、2015年に失効しています。
そのため、現在ではいくつかの会社からジェネリック(後発品)が販売されています。
現在国内で承認されているプロペシアのジェネリックは、
・ファイザー(ファイザー株式会社)…フィナステリド0.2mg/1mg
・サワイ(沢井製薬株式会社)…フィナステリド0.2mg/1mg
・トーワ(東和薬品株式会社)…フィナステリド0.2mg/1mg
・クラシエ(クラシエ製薬株式会社)…フィナステリド0.2mg/1mg
・SN(シオノケミカル株式会社)…フィナステリド0.2mg/1mg
・武田テバ(武田テバファーマ株式会社)…フィナステリド0.2mg/1mg
・FCI(富士学工業株式会社)…フィナステリド0.2mg/1mg
・TCK(辰巳化学株式会社)…フィナステリド1mg
といったものです。
値段は場合によって異なりますが、一ヶ月分(28錠)で大体4,300円ほどと、プロペシアと比べかなり割安となっています。

ジェネリックの効果は?

値段と共に気になるのが、効果の点でしょう。
ジェネリック薬品は、添加物などはそれぞれ異なるものの、有効成分は先発品と同じで、含有量も同じというのがルールとなっています。
ですから、当然効果の方もプロペシアとほとんど同じであると言えます。

プロペシア(フィナステリド)の注意点

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プロペシア(フィナステリド)の効果については前述の通りですが、デメリットも見逃せません。
ここではプロペシアの注意点について見ていきましょう。

フィナステリドの副作用

フィナステリドには副作用の恐れもあります。
考えられる症状としては、
・性欲減退
・勃起不全
・精液量の減少
・乳房肥大
・抑うつ症状
・肝機能障害
などがあります。
男性機能に関連した症状が目立つのは、フィナステリドの男性ホルモン抑制作用が関係していると考えられています。
重篤な副作用のおそれはほとんどないと言われていますが、場合によっては肝機能障害を起こす可能性も。
この場合は症状に気付きにくいため、肝機能に問題がある人は特に、定期的な診断が必要になります。

女性はNG

プロペシアの重大な注意点として、女性と子供は使用不可ということもあります。
妊娠中の女性がフィナステリドを摂取すると、男性胎児の性器に奇形が発生する可能性があるのです。
服用するのはもちろん、触っただけでも成分が取り込まれる恐れがあるため、女性や子供は触れるのもNGです。

海外版ジェネリックの危険性

もう一点、重要な注意点として挙げられるのが、個人輸入についてです。
プロペシアにはフィンペシアなどの海外版ジェネリック(実際にはコピー品)もありますが、これらは国内ではほとんど流通していません。
入手するには個人輸入の必要がありますが、これにはかなりの危険が伴います。
プロペシアの個人輸入の危険性としては、
・偽物や粗悪品の可能性がある
・副作用の危険が高くなる
・補償が受けられない
などがあります。
こうした危険から、厚生労働省でも薬の個人輸入には注意を促しています。
現在は国内でプロペシアジェネリックが入手できますから、そちらを検討するほうがおすすめです。

他の薬との飲み合わせについて

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最後に、プロペシア(フィナステリド)と他の薬との併用についても見ておきましょう。

併用は基本的にOK

プロペシアには、基本的に併用NGな薬はありません。
1992年のプロスカーの発売以来、現在まで薬の飲み合わせによる問題は報告されておらず、メーカーによる添付文書にも、特に併用禁忌に関する記載はありません。
つまり、プロペシアはどのような薬と一緒に飲んでも大丈夫ということになります。
ですので、ミノキシジルタブレットやノコギリヤシを同時に服用するのもOKです。

ザガーロとの飲み合わせは?

上記のように併用NGな薬はないものの、同時に飲んでもあまり意味がない薬が「ザガーロ」です。
ザガーロもまたAGA治療薬ですが、フィナステリド同様5αリダクターゼを阻害する作用を持っています。
そのため、プロペシアと併用しても作用が重複するだけで、治療効果が高まるわけではありません。
返って副作用の危険が大きくなるため、プロペシアとザガーロの併用は避けましょう。

まとめ

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以上、プロペシアの有効成分フィナステリドについていろいろ解説してきました。
フィナステリドは効果の高いAGA治療薬ですが、副作用の危険がなくはありません。
特に個人輸入で入手した薬にはさまざまな危険がありますから、必ず医療機関で診察を受け、正式に処方してもらうことが大切です。
くれぐれも自己判断で服用せず、用法・用量を守って使用してください。
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この記事のキュレーター

Ryujijo Ryujijo