2018年6月18日 更新

ヘアトニックって髪の毛に何でつけるの!?

爽快感あふれるテレビCMに惹きつけられてついつい買ってしまう《ヘアトニック》。数多くのメーカーから多種多様な商品が販売されています。しかし、そもそも《ヘアトニック》は何のために使用するのかよくわからない方も多いのではないでしょうか。《ヘアトニック》の効果や育毛トニック、育毛剤との違いなどについて調べてみました。

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目次

■ヘアトニックとは

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ヘアトニックは、今のおじいちゃん世代の頃から販売されていた長い歴史をもつ頭髪用化粧品のひとつです。使用感もさることながら、デザイン性の高い容器や微香性のおしゃれな香り、CMのカッコよさでロングセラー商品となっているものも多数あります。ヘアトニックは、水あるいはアルコールに清涼刺激剤、油性成分を混ぜてつくられたもので、洗髪後の頭皮をスッキリさせ、かゆみやフケを抑えて頭皮を健やかに保つことを期待して使用されています。
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ヘアトニックは、シャンプーのように一度手のひらに出してからつけるのではなく、頭皮にダイレクトにふりかけて頭全体にすりこんで、指の腹でマッサージしなから使用するものです。指を使って軽くポンピングしながら叩いて刺激を与えたり、頭全体をもみほぐすようにしたりすると使用後の爽快感が増します。使用後に少しピリピリするような刺激が残るのはアルコール成分のせいです。現在でも、スーパー銭湯健康ランドなどの入浴施設やプールの更衣室などに常備されているのをみかけることがあるでしょう。

■育毛ヘアトニックとは

抜け毛や薄毛に悩む男性が増えてきたこともあって、いつからかヘアトニックにも育毛効果を謳った育毛ヘアトニック部門が確立されるようになり、現在ではヘアトニックのシェアのほとんどを占めるようになっています。スーパーやドラッグストアで1,000円前後のリーズナブルな価格で販売されており、香りやデザイン、爽快感の違いによってさまざまな種類があります。頭皮を清潔に保ってフケや痒みを抑えるという効果は、ヘアトニックとあまり変わるものではありませんが、最近では、化粧品ではなく医薬部外品として販売されることも増えてきました。
育毛ヘアトニックは、化粧品に属するヘアトニックに比べて、抜け毛予防・血行促進に作用する成分を多く含んでいることから、効果や効能を表示できる医薬部外品として許可されています。髪の毛の成長には、毛穴に詰まった皮脂を取り除き、血行を促進して酸素や栄養分が十分に運ばれる頭皮環境を整える必要があるため、頭皮環境の改善という点では、ある程度の効果があると言えるでしょう。しかし、その一方で頭皮に強い刺激を与える成分も多く含まれているため、体質や薄毛やハゲの原因によっては、逆効果となることも考えられます。
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■ヘアトニックの成分と注意点

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ヘアトニックには、水とともに、エタノールや無水エタノールなどのアルコール成分香料添加物が含まれており、さらに殺菌成分も含まれています。育毛トニックに配合されることも多い殺菌成分のひとつピロクトンオラミン脂漏性皮膚炎の方が使用するシャンプーにも含まれている成分で、殺菌力が非常に高いことで知られています。皮脂が過剰に分泌されたり、外部からの菌が繁殖したりする際の殺菌には向いていますが、あまりに殺菌力が高いと頭皮に必要な菌も死滅してしまいます。

頭皮には、常在菌としてマラセチア菌が存在しており、皮脂を栄養分としながら頭皮環境を整える役割を果たしています。強い殺菌力によって常在菌が死滅すると頭皮環境が悪化して髪の毛の成長に影響を及ぼすことがあります。洗浄力の高いシャンプーによって同様のことが引き起こされることはよく知られていますが、水やお湯で流すことなく、つけっぱなしの状態で放置するヘアトニックの方が、抜け毛や薄毛を引き起こす可能性が大きいことは容易に理解できるでしょう。

■ヘアトニックは育毛剤ではない

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ヘアトニックは、アルコール成分による爽快感、殺菌成分による頭皮の浄化によって頭皮環境を健やかに整えることを目的としたものです。また、マッサージ効果によって血行を促進する効果も期待できますが、抜け毛や薄毛の傾向がある頭皮の状態がよくない場合は、刺激が強すぎて逆効果になることがあります。さらに、香料や添加物なども含まれており、それらがどれだけ髪の毛や頭皮に影響を与えるかはよくわかっていません。

発毛効果が認められている薬剤が配合されているわけでもないため、育毛や発毛を目的として使用するものではありません。ヘアトニックには使用後の爽快感とともに髪の毛や頭皮に与える影響も大きいということを理解したうえで使用することをおすすめします。

ヘアトニックには、化粧品と医薬部外品の2種類があり、頭皮を清潔に保ってフケや痒みを抑えることをメインとして洗髪後などに使用するものです。育毛トニックには、強い殺菌力のある成分や刺激の強いアルコール成分、香料や添加物なども配合されていることがあり、抜け毛や薄毛で悩む方にとっては、逆効果になることもあるため注意が必要となります。
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この記事のキュレーター

諸貫 和良 諸貫 和良