2018年12月24日 更新

プロペシアとフィンペシアの違いとは?効果・副作用や入手方法を比較

本格的なAGA治療を考えている人のために、プロペシアとフィンペシアの違いについて解説します。それぞれの薬の成分や製造会社、価格、入手方法について詳しく紹介します。また、両者の効果や副作用についても解説します。さらに、その上でおすすめの薬はどちらかについてもお伝えします。

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目次

「プロペシアとフィンペシアってどう違うの?」と疑問に思っている方。
ネットでは「フィンペシアはプロペシアのジェネリック」という説明も多く見られますが、本当にそうなのでしょうか。
そこで今回は、プロペシアとフィンペシアの詳しい違いについて知りたいと考えている人のために、両者の特徴について解説していきます。
成分や製造会社から、価格、入手方法、効果、副作用も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

プロペシアとは

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プロペシアとフィンペシアの違いについて見る前に、まずはそれぞれについて簡単に学んでおきましょう。
最初はプロペシアからご紹介します。

有効成分はフィナステリド

プロペシアの有効成分は、フィナステリドという抗アンドロゲン薬です。
抗アンドロゲン薬とは男性ホルモンの働きを抑える薬ですが、フィナステリドもそうした作用があります。
元々は前立腺肥大のための治療薬として開発されましたが、その後発毛効果が明らかになり、AGA治療薬として転用されたという経緯があります。

日本でも認可されている

プロペシアはAGA治療薬として、世界60ヶ国以上で承認・販売されています。
日本でも2005年に厚生労働省の認可を受け、同年に販売が開始されました。
2015年に特許が切れ、続々と後発品が製造されつつありますが、現在でもAGA治療の主力として各医療機関で使われています。

フィンペシアとは

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プロペシアの特徴に続いては、フィンペシアの特徴についても見ておきましょう。

フィンペシアはインド版プロペシア

フィンペシアは、プロペシアを元に作られたAGA治療薬です。
有効成分は、プロペシアと同じフィナステリドになります。
製造したのは、インドの大手製薬会社シプラ社。
シプラ社はこの他にも、HIV治療薬や抗生物質など、数多くの医薬品を製造しています。

プロペシアのジェネリックではない

誤解されがちですが、フィンペシアはプロペシアのジェネリックではありません。
ジェネリックとは、医薬品の特許が切れた後に製造された後発品のことですが、フィンペシアはプロペシアの特許が切れないうちに製造されています。
これには特許に関するインド独特の法律が関係しており(現在は改正)、先述の抗生物質なども、ほとんどは特許が有効なうちに成分をコピーした製品となっています。
こうしたことから、フィンペシアはどちらかと言えば、プロペシアのコピー薬品と言った方が正しいでしょう。

プロペシアとフィンペシアの違い

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プロペシアとフィンペシアの特徴について簡単に見て来たところで、続いては両者の相違点について見ていきましょう。

認可の有無

前述のように、プロペシアはAGA治療薬として日本国内で承認されています。
しかし、フィンペシアは厚生労働省の認可を受けていません。
そのためフィンペシアは、国内での正式な販売ルートが存在しないのが現状です。

価格

フィンペシアとプロペシアは、価格の面で大きく異なります。
プロペシアの価格は場合によって異なりますが、1錠大体200~250円ほど。
一方フィンペシアの値段は、こちらも変動はあるものの、1錠約20円程度となっています。
こうした価格差により、フィンペシアに対する需要は、正規の販売ルートがなくても依然として高くなっています。

製造会社

前述のように、フィンペシアを製造しているのはインドのシプラ社です。
一方、プロペシアを製造しているのはアメリカのメルク社。
メルク社はプロペシアの他に、前立腺肥大症治療薬のプロスカーや、睡眠薬のベルソムラなど多くの薬を製造・販売しています。
日本においては、プロペシアはメルク社の日本法人であるMSD株式会社から販売されています。

入手方法

先に述べた通り、プロペシアは国内の認可を受けているため、各医療機関で処方を受けることができます。
一方フィンペシアは、処方を受けられるクリニックはあるものの、それほど多くはありません。
現在日本でフィンペシアを入手するには、個人輸入による購入が主です。
しかし、後述するようにこの方法はリスクを伴うため、あまり推奨されていません。

プロペシアとフィンペシアの効果

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ここまでは、プロペシアとフィンペシアの違いについて見てきました。
それでは、両者の具体的な効果に違いはあるのでしょうか。
その点について見ていきましょう。

効果はほぼ同じ

すでに述べたように、プロペシアとフィンペシアはどちらもフィナステリドを主成分としています。
成分量も、どちらも1mg(プロペシアは0.2mg錠も)と変わりません。
そのため、両者の効果はほとんど同じと言えます。

フィナステリドの効果

それでは、フィナステリドの効果とはどのようなものなのでしょうか。
フィナステリドは、最初に述べたように男性ホルモンを抑制する働きがあります。
そもそもAGAの原因は、DHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンの一種。
DHTは、男性ホルモンのテストステロンと5αリダクターゼという酵素が結びついて生成されるのですが、フィナステリドはこの5αリダクターゼを阻害する作用があるのです。
こうした働きにより、プロペシアとフィンペシアは脱毛原因を抑えてAGAを改善することができます。

プロペシアとフィンペシアの副作用

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上記のような効果がある一方で、プロペシアとフィンペシアには副作用のリスクもあります。
続いては、両者の注意すべき副作用について見ていきましょう。

フィナステリドの副作用

プロペシアとフィンペシアは主成分が同じなため、副作用も一緒となっています。
考えられる副作用としては、
・性欲減退
・勃起不全
・射精障害
・精液量減少
・乳房肥大
・めまい
・じんましん
といったものなどがあります。
重篤な副作用の恐れはほとんどないとされていますが、場合によっては肝機能障害を起こすこともあります。
特にもともと肝臓に問題のある人などは、副作用の危険が高いため、服用の前に必ず医師に確認してください。

女性はどちらもタブー

フィナステリドの副作用でもう一点重要なのが、胎児への影響です。
実は、妊娠中の女性がフィナステリドを摂取すると、胎児の正常な発育を阻害する恐れがあるのです。
具体的には、男児の性器に奇形が起こる可能性があります。
そのため、プロペシアとフィンペシアは、どちらも女性の使用は禁忌となっています。
服用はもちろん、皮膚から吸収される恐れもあるため、薬に触れるのもNGです。

プロペシアとフィンペシアはどちらがおすすめ?

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ここまでプロペシアとフィンペシアについていろいろ見てきましたが、結局どちらを選べばよいのでしょうか。
ここではおすすめはどちらかについて見ていきましょう。

安全性を考えるならプロペシア

プロペシアとフィンペシアは、前に見た通り、効果の点ではほとんど変わりません。
その上で価格が安いのはフィンペシアですから、フィンペシアに対する需要が高まるのはある意味当然と言えます。
しかし薬を選ぶ上では、その他にも見逃せないポイントが。
それは、安全性と信頼性です。
体に大きな影響を及ぼす医薬品においては、この点が最も重要と言ってよいでしょう。
そしてこの点を考えると、フィンペシアよりプロペシアの方がおすすめなのです。
その理由については、以下で見てみましょう。

個人輸入には危険がいっぱい

これも前述のように、日本でフィンペシアを入手するには、ほとんどの場合個人輸入に頼るほかないのが実情です。
しかし、薬の個人輸入には大きな危険が付きまといます。
具体的には、
・本物である保証がない
・粗悪品が混じっている可能性がある
・補償が受けられない
といったことです。
もしも偽物や粗悪品を買わされた場合、何らかの健康被害が起こる可能性も高くなりますし、正規の処方薬でなければその補償も受けられません。
一方処方されたプロペシアなら、もちろん偽物である心配はありませんから、安全性を考えるなら断然プロペシアがおすすめと言えます。

まとめ

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以上、プロペシアとフィンペシアの違いや効果、副作用などについて紹介してきました。
効果や副作用の点ではどちらもほぼ同じですが、価格や入手方法などについては、それぞれかなり異なります。
価格面ではフィンペシアにメリットがあるものの、安全性や信頼性から見ると、やはり承認薬であるプロペシアの方がおすすめとなっています。
最近では国内でもプロペシアのジェネリックが続々登場していますから、コストを下げたいという人は、そちらを利用するのもよいでしょう。
いずれにしても、医薬品は必ず医師の診断と指示の下で使用することが大切です。
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この記事のキュレーター

Ryujijo Ryujijo