2018年11月15日 更新

プロペシアとミノキシジルの違いは?併用の効果とデメリットも解説

薄毛治療を始めようと考えている人のために、プロペシアとミノキシジルの違いについて解説します。それぞれの特徴や働きについて詳しく紹介するとともに、入手方法についてもお伝えします。また、併用の可否やその効果、デメリットについても詳しく解説します。

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目次

「プロペシアとミノキシジルってどう違うの?」「併用しても大丈夫?」と疑問に思っている方。
プロペシアとミノキシジルは、共に代表的なAGA治療薬として耳にする機会の多い薬です。
しかし、詳しい働きや特徴についてはよく知らないという人も多いでしょう。
そこで今回は、プロペシアとミノキシジルの違いについて詳しく解説していきます。
また、併用の効果やデメリットについても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

プロペシアとは

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プロペシアとミノキシジルの違いを知るには、双方の特徴について見ていくのが一番です。
まずはプロペシアから見てみましょう。

元は前立腺肥大の治療薬

プロペシアは、アメリカの製薬会社メルク社が開発した薄毛治療薬です。
AGA治療では代表的な内服薬として知られており、日本を含む世界60ヶ国以上で販売されています。
97年にFDA(アメリカ食品薬品局)から認可を受けていますが、実は本来は、別の目的で作られたものでした。
プロペシアの有効成分フィナステリドは、最初は前立腺肥大症の治療薬として開発されたのです。
フィナステリドは92年に「プロスカー」として認可を受け、販売が開始されますが、その後意外なことに発毛効果があることが発覚。
それを受け、改めてAGA治療薬として治験を行い、発売しなおしたという経緯があります。

フィナステリドの効能

プロペシアの有効成分であるフィナステリドは、5α還元酵素を阻害する働きがあります。
5α還元酵素は男性ホルモンのテストステロンと結びつき、DHT(ジヒドロテストステロン)を生成する物質。
実はこのDHTこそAGAの原因とされており、フィナステリドは5α還元酵素を阻害することで、脱毛原因の発生を抑えることができるのです。
前立腺肥大症もやはりDHTが原因となっていることから、同じ理屈で症状を抑えることができます。

ミノキシジルとは

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プロペシアとミノキシジルの違い、続いてはミノキシジルの特徴について見ていきましょう。

元は高血圧治療薬

ミノキシジルは1960年代に、現在のファイザー社であるアップジョン社によって開発されました。
当初は高血圧治療用の経口薬として販売されていましたが、脱毛症の改善にも効果があることが判明します。
そこでアップジョン社は、脱毛治療薬として2%のミノキシジル外用液「ロゲイン」の販売を開始。
現在は日本でも、「リアップ」や「スカルプD メディカルミノキ5」などのミノキシジル外用液が販売されています。

ミノキシジルの効能

ミノキシジルの発毛効果については、実は詳しい仕組みはわかっていません。
しかし、以下のような理由が考えられます。
ミノキシジルは、もともと血圧降下剤として開発された薬です。
その働きは、血管を拡張して血の流れを良くするというもの。
このミノキシジルの血流改善効果により、毛乳頭や毛母細胞の働きが活性化され、髪の成長が促進されると考えられています。

内服薬は未承認

ところで、ミノキシジルには内服薬も存在しており、外用薬よりも高い薄毛治療効果があるとされています。
アメリカでは「ロニテン」という名前で販売されていますが、一時はFDAの承認を得ていたものの、現在は薄毛治療薬としては認められていません。
これは日本においても同様で、外用液のみが薄毛治療薬として認可されています。
しかし、ほとんどの薄毛治療クリニックでは、医師の診断に基づいて内服薬が処方されています。

プロペシアとミノキシジルの入手方法

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プロペシアとミノキシジルのおおよその違いは以上の通りですが、2つの薬はどうすれば手に入るのでしょうか。
続いては入手方法について見ていきましょう。

プロペシアは処方が可能

プロペシアは前述のように、AGA治療薬として国内で認可されています。
そのため、一般病院や薄毛専門のクリニックで処方を受けることができます。
ただし、AGA治療は保険適用外のため、費用は全額自己負担となります。

ミノキシジルタブレットはクリニックでの処方のみ

ミノキシジルの方は、外用液は前述のように、「リアップ」などの育毛剤として市販されています。
内服型のミノキシジル(ミノキシジルタブレット)に関しては、先に述べた通り、国内では薄毛治療薬として認められていません。
そのため、病院での処方は受けられないようになっています。
しかし、これも前述のように、薄毛治療クリニックでは医師の判断の下で処方されることがほとんどです。
こちらに関しても、やはり保険適用はありません。

個人輸入は危険

もう一つの入手方法として、個人輸入という手段もあります。
輸入代行業者を介した購入で、実際の手順は通販サイトでの買い物と変わりません。
しかし、この方法はリスクを伴うため、あまりおすすめできません。
薬の個人輸入のリスクとしては、
・本物である保障がない
・粗悪品が混じっている可能性がある
・健康被害に対する補償がない
といったことがあります。
こうしたことから、厚生労働省でも個人による医薬品の輸入には強い注意を促しています。

プロペシアとミノキシジルは併用できる?

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プロペシアミノキシジルの特徴について見たところで、気になるのが「併用できるの?」ということでしょう。
はたして両者を同時に使っても良いのか、それについて見ていきましょう。

ほとんどのクリニックでは可能

結論から言うと、プロペシアとミノキシジルの併用は可能です。
実際に、ほとんどの薄毛治療クリニックでは2つを同時に使った治療を行っています。
プロペシアとミノキシジルの併用が可能なのは、両者の働きが異なるからです。
両者はそれぞれ違う作用によって髪の成長を促すため、効果の相殺や重複が起こる心配がないのです。
そのため、プロペシアとミノキシジルは併用しても基本的に問題ないと言えます。

併用の効果

プロペシアとミノキシジルは、併用することで大きなメリットがあります。
それは、異なる効果を同時に得られるということです。
前述のように、フィナステリドは脱毛原因であるDHTの生成を阻害し、ミノキシジルは血流を改善して発毛を促します。
こうした攻守2つの方面からの働きかけにより、育毛の相乗効果が生まれるのです。
どちらか一方のみを用いた場合でも、一定の効果は期待できますが、場合によっては十分な効果が得られないことも。
しかし、併用することで治療効果がアップし、AGA改善の可能性がより高くなると言えます。

こんな人におすすめ

プロペシアとミノキシジルの併用がおすすめなのは、薄毛がかなり進行している人です。
地肌が見えていたり、パッと見で薄毛が目立つような人であれば、単体での使用より併用の方が効果的でしょう。
もちろん最初はプロペシアのみでもOKですが、ある程度薄毛が進んでいると、上記のように思ったような効果が得られないこともあります。
そうした場合はやはり、ミノキシジルの併用がおすすめです。

プロペシアとミノキシジル併用のデメリット

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プロペシアとミノキシジルの併用には、上のようなメリットがあると同時に、見逃せないデメリットもあります。
続いてはそうした点について見ていきましょう。

副作用の恐れ

デメリットとして挙げられるのが、副作用の可能性です。
プロペシアとミノキシジルは、飲み合わせることでどちらかの効果が強まることはないとされています。
そのため、併用によって副作用が増幅されることも考えにくいと言えます。
しかし、どちらか一方、もしくは両方の副作用が同時に出てしまう可能性は否定できません。
特に心配なのが、男性機能に関する症状です。
勃起不全や射精障害といった副作用は、プロペシアとミノキシジルの両方に共通しているため、単独使用時より症状がひどくなるおそれもあります。
また、薬の量が増えることにより、肝臓への負担が大きくなることも懸念されます。
さらに女性の使用については、内服薬はどちらも副作用の危険が高いため、基本的に処方はNGとなっています。

コストの増加

前にも触れたように、AGA治療薬に保険は適用されません。
そのため、どちらか一方だけでもかなりの負担がかかるところ、併用となるとさらにその負担は大きくなります。
クリニックや薬の種類によって値段は異なりますが、1ヶ月の大体の費用としては、
・プロペシア…約3,000円~9,000円
・フィナステリド…約3,000円~5,000円
となっています。
これらに加えてミノキシジル外用液を使うとなると、負担額はさらに増加します。
AGA治療は継続が前提になりますから、併用も含めた薬の使用に関しては、費用面についても事前にしっかり検討しておくことが必要です。

まとめ

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以上、プロペシアとミノキシジルの違いや、併用の効果などについて解説してきました。
プロペシアとミノキシジルは、それぞれ作用の仕方が違うため、同時に使っても問題はありません。
それどころか、2つが補いあってAGA改善に高い効果を発揮してくれます。
その一方で、副作用の可能性やコストが割高になるデメリットも。
単独で使うにしろ併用するにしろ、十分に検討した上で判断することが必要です。
まずはカウンセリングなどで相談し、医師の話を聞いてみることから始めましょう。
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この記事のキュレーター

Ryujijo Ryujijo