2018年12月8日 更新

ザガーロとプロペシアの違いとは?効果や副作用について徹底比較!

薄毛治療を考えている人のために、代表的な治療薬であるザガーロとプロペシアの特徴について解説していきます。それぞれの有効成分や働き、効果などについて解説し、共通点や相違点を詳しくお伝えします。また、ザガーロとプロペシアの副作用や入手方法についても紹介します。

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目次

「ザガーロとプロペシアって、どう違うの?」という疑問をお持ちの方。両者はどちらも、AGA治療の話題では取り上げられる機会の多い薬です。しかし、具体的な特徴などについては良く知らないという人も多いでしょう。今回は、ザガーロとプロペシアの働きや効果の違いについて、詳しく解説していきます。副作用や入手方法についても紹介していますので、使用を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

プロペシアの特徴

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ザガーロとプロペシアの違いについて見る前に、まずはそれぞれの特徴について見ていきましょう。
最初はプロペシアの特徴からです。

主成分と開発の経緯

プロペシアを開発したのは、アメリカの製薬会社メルク社です。
メルク社は、もともと前立腺肥大症の治療を目的とした内服薬の開発を進めていました。
主成分となったのは「フィナステリド」という成分で、男性ホルモンの生成を抑えることにより、前立腺肥大症を治療する効果があります。
この薬は、1992年に「プロスカー」として発売されますが、その後思わぬ副作用が確認されます。
それは多毛の症状で、これに着目したメルク社は、低用量のフィナステリドをAGA治療薬「プロペシア」として販売することにしました。
フィナステリドは日本においても発毛薬として認可され、現在はMSD社が販売を行っています。

働きと効果

プロペシアの主成分であるフィナステリドは、前述のように男性ホルモンの生成を抑える作用があります。
AGAの原因はDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンの一種ですが、フィナステリドは5αリダクターゼという酵素の働きを阻害することにより、DHTの生成を抑えることができるのです。
プロペシアはこの働きによって脱毛原因をなくし、髪を正常に成長させるという効果があります

ザガーロの特徴

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プロペシアの特徴について見たところで、今度はザガーロの特徴を見ていきましょう。

主成分と開発の経緯

ザガーロを開発したのは、ロンドンに本社を置く世界的な製薬会社グラクソ・スミスクライン。
主成分はデュタステリドで、こちらも前立腺肥大症の治療薬として開発されていたものの、発毛効果があることからAGA治療薬に転用されたという経緯があります。
日本での承認は2015年9月、発売されたのは2016年6月と、まだかなり新しい薬となっています。

働きと効果

ザガーロの有効成分であるデュタステリドは、DHTの生成を阻害する働きがあります。
DHTは5αリダクターゼと男性ホルモンのテストステロンが結びつくことで生成されますが、デュタステリドは5αリダクターゼの働きを抑えるのです。
この作用によってAGAを治療できるほか、同じ理屈で前立腺肥大症にも効果があります。

ザガーロとプロペシアの共通点・相違点

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ザガーロとプロペシアのそれぞれの特徴を見たところで、続いては両者の共通点と相違点を見ていきましょう。
まずは共通点からです。

共通点

ザガーロとプロペシアは、どちらも5αリダクターゼを阻害することで、DHTの生成を抑えるという働きがあります。
この作用のために、両者はAGA治療と前立腺肥大治療の2つの用途で使われます(前立腺肥大に対しては、それぞれ別の商品名)。
また、日本国内でAGA治療薬として認められているという点も共通しています。

相違点

ザガーロ(デュタステリド)とプロペシア(フィナステリド)は、どちらも5αリダクターゼを阻害するという特徴を持っていますが、その作用範囲には違いがあります。
5αリダクターゼには1型と2型の2種類があるのですが、フィナステリドが2型5αリダクターゼしか阻害しないのに対し、デュタステリドは1型と2型の両方を阻害するのです。
また半減期の点でも、ザガーロはプロペシアより長くなっています。
半減期とは、薬の成分の血中濃度が半分になるまでの期間のことですが、半減期が長いほど、より効果が高いということが言えます。
こうしたことから、ザガーロはプロペシアに比べ、より強い治療効果を発揮するとされています。

ザガーロとプロペシアの副作用は?

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ここまではザガーロとプロペシアの効果などについて見てきましたが、デメリットの方も気になるところです。
以下では両者の副作用について見てみましょう。

副作用の内容はどちらも同じ

ザガーロとプロペシアは、どちらも作用機序が似ていることから、副作用の内容もほぼ同じとなっています。
具体的には、
・勃起不全
・性欲減退
・射精障害
・精液量の減少
・乳房肥大
・抑うつ症状
・精巣痛
といった症状です。
射精障害など男性機能に関する症状が多いのは、両者が男性ホルモン抑制の働きを示すためと考えられます。

発症率の違い

副作用の内容はほぼ同じといっていい両者ですが、発症の確率については異なります。
国内での臨床試験では、フィナステリドの発症率が4.3%だったのに対し、デュタステリドは17.1%でした。
これは、ザガーロの効果がプロペシアに比べて高い分、副作用の可能性も高いことを示しています。
ただし、症状の強さに関しては、どちらもあまり変わらないとされています。

女性はどちらの使用もNG

ザガーロとプロペシアの副作用で見逃せないのが、胎児に与える影響です。
実は、妊娠中の女性がザガーロやプロペシアを摂取した場合、男子胎児の性器に奇形の症状が出る可能性があるのです。
服用した場合はもちろん、経皮吸収で体内に取り込まれる可能性があるため、妊娠中や授乳中の女性は、どちらの薬にも触ることはできません。
また、未成年の使用も禁じられています。
ただ、子作り中に男性がこれらの薬を飲むのは、特に問題ないとされています。

ザガーロとプロペシアの入手方法は

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効果や副作用については上で紹介した通りですが、ザガーロとプロペシアの入手方法も気になるところでしょう。
ザガーロやプロペシアは、どこで購入できるのでしょうか?

医療機関で処方を受ける

前にも触れた通り、ザガーロとプロペシアは、どちらもAGA治療薬として国内で承認されている医薬品です。
そのためどちらの薬も、病院または薄毛治療クリニックで処方を受けることができます。
一般病院では、皮膚科や内科を受診すれば医師の診断により処方されますし、クリニックでも同様です。
ちなみに値段は場合によって異なりますが、ザガーロは8,000円~12,000円ほど、プロペシアは3,000円~8,000円ほどで購入可能となっています。

個人輸入はリスクも

医療機関での処方以外に、ザガーロやプロペシアを個人輸入で入手するという方法もあります。
具体的には、輸入代行業者のサイトから注文するというものですが、この方法は薬を安く購入できる一方で、リスクも大きくなっています。
個人輸入のリスクとして挙げられるのは、
・偽物や粗悪品の可能性がある
・副作用が起こった場合の補償がない
といったことです。
個人輸入では本物の薬である保障がないため、場合によっては偽物や粗悪品が混ざっている可能性も。
その場合は思わぬ副作用を起こすおそれもあり、非常に危険です。
また、輸入した薬で健康被害を起こしても、公的な補償を受けられないという点も問題になります。
こうしたことから、ザガーロやプロペシアの個人輸入は、避けた方が賢明と言えるでしょう。
どうしても輸入したい場合は、あくまで自己責任ということを踏まえた上で行ってください。

ザガーロとプロペシアのどちらがおすすめ?

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ザガーロとプロペシアについていろいろと見てきましたが、AGAの治療では、結局どちらの薬が良いのでしょうか?
最後にその点について見ていきましょう。

始めはプロペシアがおすすめ

先に述べた通り、AGAに対する効果の点では、ザガーロの方が上回っています。
そのため、最初からザガーロを選択する人もいますが、その場合心配なのが副作用の確率です。
これも前述のように、ザガーロは副作用の発症率もプロペシアより高くなっているのです。
プロペシアもザガーロほどではないとは言え、AGAに対する効果はかなり高いものがあります。
ですので、まずはプロペシアの服用から始め、効果の程度を見てからザガーロの使用を検討してみてはいかがでしょうか。

まずは医師への相談から

とは言っても、やはりどちらが良いか迷うという人も多いでしょう。
そこで大切なのが、医師の診断や助言です。
自己判断で決めるより、専門家の判断を仰いだ方が、より確実と言えます。
まずはクリニックを訪れ、医師の診断や説明を受けた上で、どちらの適切な薬を決めるのがおすすめです。

まとめ

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以上、ザガーロとプロペシアについていろいろ比較してきました。
どちらも似た働きを持つAGA治療薬ですが、ザガーロはより作用範囲が広いことから、プロペシアに比べて一層効果が高くなっています。
しかしその分、副作用の確率も高くなっていますので、服用にあたっては十分な注意が必要。
どちらの薬に関しても、自己判断での服用は避け、必ず医師の診断による処方を受けるようにしましょう。
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この記事のキュレーター

Ryujijo Ryujijo