2017年6月28日 更新

髪のダメージを減らすと抜け毛は減ってくるのか!?

髪の毛ダメージを受けると、輝きやコシ、ハリがなくなり乾燥してパサパサになってしまうことがあります。女性が特に気にすることの多い髪のダメージですが、抜け毛や薄毛で悩む男性にとっても、髪のダメージが大きく影響するのでしょうか。

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目次

■髪の毛がダメージを受ける原因

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レジャーなどに出かけるときには帽子をかぶることがありますが、日常の生活や仕事では髪の毛は無防備にむき出しのまま強い太陽の光に長時間さらされてしまうことがあります。肌が日焼けするのと同様に、紫外線が髪に与えるダメージは大きく、髪の毛を保護しているキューティクルを剥がして髪の毛の内部の成分が流れ出して傷んでしまうことがあります。紫外線だけでなく、熱に弱いという特性もあるため、シャンプー後のドライヤーの使用の仕方によっては、髪の毛の成分であるタンパク質を固めて崩れやすくしてしまうことがあります。
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薬剤によるダメージも大きいものです。髪の毛の組織を一時的に破壊して形状を変えてそのまま固定するパーマは、化学反応を起こす薬剤を使用して行う施術であり、髪の毛に大きなダメージを与えてしまいます。ヘアカラーブリーチなども人工的に毛髪の色素をコントロールすることから、髪の毛を構成しているタンパク質や髪の表面のキューティクルを破壊して大きなダメージを与えます。ブラッシングも、髪の毛同士を摩擦させることになるため、長い時間かけてやることはおすすめできません。

■髪の毛のダメージと抜け毛の関係

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髪の毛がダメージを受けることと抜け毛や薄毛は、直接関係するものではありません。キューティクルが剥がれ、髪の毛を構成するタンパク質や水分が失われることによって、髪の毛の栄養が奪われてパサパサになったり、枝毛になったりすることが多いものと考えられます。しかし、髪の毛が乾燥し、栄養分が不足する状態であるということは、髪の毛を成長させる役目を担っている毛母細胞などがある頭皮そのものも大きなダメージを受けていることが考えられます。

髪の毛と同様に紫外線ドライヤーの影響によって、頭皮がカサカサに乾燥すると炎症などの頭皮トラブルが起きることもあります。頭皮が乾燥した状態とは、血行不良で頭皮に十分な酸素や栄養分が送られていない状態であるとも言えます。血流が悪くなると、髪の毛の成長を促す細胞の働きが抑制されてしまうため、正常なヘアサイクルが乱れて、成長途中の髪の毛が抜け落ちたり、新しい髪の毛が生えにくくなったりして、一定の毛量を維持することができなくなることも考えられます。

■髪の毛や頭皮のダメージを抑えるために

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髪の毛や頭皮は、紫外線薬剤ブラッシングなど外的刺激ばかりが原因でダメージを受けるわけではありません。ほんの数日で、円形や楕円形の脱毛部分ができてしまう円形脱毛症をはじめとして、ストレスが大きな原因となることもあります。ストレスを強く感じることによって、自律神経や内分泌系がバランスを崩してしまい、血管が収縮して血流が悪くなります。血流が悪くなれば、髪の毛の成長に必要な栄養分を運ぶことができなくなるため、抜け毛や薄毛が起きてしまうのです。

日頃の生活習慣を見直す必要もあります。脂性食品などに偏った食事やタンパク質やビタミン不足などによって髪の毛の成長が阻害されるため、シャンプーなどのヘアケアだけに配慮していても意味をなさないこともあります。また、睡眠不足も髪の毛や頭皮に与えるダメージが大きいものです。22時から2時までの間は、ゴールデンタイムと呼ばれ、成長ホルモンが活発に分泌されるとともに体の機能を回復する大切な時間となります。この時間を逃してしまうとどんなにヘアケアしていても髪の毛の成長に影響が出てしまうことになるのです。

■髪のダメージを減らすだけでは抜け毛は減らない

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髪だけでなく頭皮のダメージは、外的要因、生活習慣、ストレスなどが大きな原因となることがあるため、それらを改善すれば多少、頭皮環境の改善をすることができるでしょう。しかし、抜け毛や薄毛の原因が、そのようなものではない場合、つまり、男性ホルモンの分泌が大きく関わっている男性型脱毛症「AGA」である場合は、ダメージを除去するだけでは、抜け毛を減らすことはできません。

男性型脱毛症「AGA」は、男性ホルモンの一種であるテストステロンが酵素と結合してジヒドロテストステロンに変化して、脱毛を促してしまうことが原因の進行性の脱毛症です。髪の毛や頭皮にどんなに栄養を行き渡らせても、血行を促進しても、それだけでは抜け毛や薄毛を食い止めることはできないため、AGA専門クリニックへの受診が必要となります。

髪の毛のダメージは、紫外線や熱、薬剤やブラッシングなどの影響を受けることが大きな原因となりますが、同時に、ストレスや生活習慣の乱れなどによって生じることもあります。髪の毛のダメージと抜け毛の直接的な関係はありませんが、髪の毛の状態が悪化している場合は、その土壌となる頭皮環境も悪化していることがあるため、ダメージを減らす努力とともに、専門の医療機関への受診がおすすめと言えます。
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この記事のキュレーター

諸貫 和良 諸貫 和良